【春の庭に咲いたバラたちの魅力をお届け】

2025年の春、自宅の庭で咲いたバラの中から、特に印象に残った10品種をご紹介します。
香りや花形、育てやすさなど、実際に育てて感じた魅力をお伝えします。
今年は雨が断続的に降ったので、結構な数の品種は花が傷んでしまいました。
今回紹介する品種はタイミングが良かったものと、雨に強く咲いたものが中心です。
この記事では、各バラの個性を引き出すための育て方やおすすめの仕立て方、開花時期の様子なども交えて詳しく解説していきます。
バラ栽培初心者の方から経験者の方まで、ぜひ参考にしていただければと思います。

投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にか、100本以上のバラが育ってます。
👉バラ栽培を初めて挑戦されるあなたには、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
■ オデュッセイア

・【特徴】: 黒赤紫の波状弁咲きで、四季咲き性。花もちが良く、最大1.5mに育つ。
・【香り】: ダマスクにハーブとスパイスの強香。
・【育てた感想】: 暑さに強く、真夏も花形が崩れない。頼もしいバラ。
・【おすすめの育て方】: 冬は軽剪定、春〜秋はしっかり追肥。
半つる性なので、フェンスに誘引しても育てられます。
枝が細いうちは、花のサイズは小中輪。
ブッシュ仕立てで育てると、枝が太くなりやすく花も中輪で房咲きします。
コンパクトにしても花付きが良いので、鉢植えもおすすめです。

深みのある色合いと香りにうっとりする
■ フォー・ユア・アイズ・オンリー

・【特徴】: 中心が目元のような印象的な花。コンパクトで鉢植えOK。
・【香り】: 微香。
・【育てた感想】: 良く咲き、庭の雰囲気を引き締めてくれる。
・【おすすめの育て方】: 極端に伸びないのでコンパクトに育てやすい。摘蕾で安定感アップ。
つぼみを沢山付けるので、咲いたときに見づらい場所は摘蕾するのがおすすめ。
背は低く保ちやすいですが、横に広がりやすい特徴はあります。

つぼみは朱色。花が開くとピンクの花弁にしべはゴールド。
良いとこどりの贅沢なバラなんです。
■ ブール・ド・ネージュ

・【特徴】: 真っ白なカップ咲き。清楚な印象。
・【香り】: ティー香+ダマスク系。
・【育てた感想】: 春の開花が特に美しい。雨と病気には注意。
・【おすすめの育て方】: 風通し重視、雨除けで花もち改善。
開き始めに雨に当たると、花形が崩れやすい。
雨ざらしで育てていますが、5月初めに咲き始めたので、被害は少なく楽しめました。
病気に強いほうではないですが、花が咲く春・初冬には病気は出ないので、
開花にはあまり影響がないです。

雪の玉のようで、とても特徴的。
花は純白、清楚で上品。

■ エーデルシュタイン

・【特徴】: 中大輪。半つる性。
・【香り】: 微香。
・【育てた感想】: 紫と白の花色、花形が美しく、特徴的。
この花色を持つ品種は決して多くないです。
・【おすすめの育て方】: やや乾燥気味、早めの切り戻し推奨。
夏場に弱りやすいところがあるので、夏剪定を行って水を末端まで吸い上げやすくすると、良い状態を保ちやすいと思います。

まるで宝石!主役級の存在感
花は、アメジストのような美しさです。
■ イフアイフェル

・【特徴】: ロゼット咲きのピンクとソフトピンク。やわらかな印象。
・【香り】: 中香で甘さ控えめ。
・【育てた感想】: 濃いピンクとソフトピンクのグラデーションがお気に入り。
縮れた花弁が詰まった中心部がとても可愛い。
・【おすすめの育て方】: 風通しと株間に注意。
どのバラにも言えることですが、風通しを良くしたほうが調子を崩しづらく健康に育ちます。
葉がとても柔らかいので、株間を開けてやったほうが、株姿が崩れにくく見栄えも良いです。

名前がとてもロマンチック。センスが良いわ。
主張しすぎない香りも繊細。
■ ムンステッド・ウッド

・【特徴】: 深紅のロゼット咲き。枝はトゲ
・【育てた感想】: 香り重視の方に絶対おすすめ。
・【おすすめの育て方】: 冬は鉛筆の太さの枝まで剪定して、ブッシュ仕立てがおすすめ。
半つる性なので、突如枝が長く伸びる時がありますが、トゲが多いので、
1mぐらいの高さを目安に維持しています。

開花株の香りをかいで衝動買いしました
■ ギィ・ドゥ・モーパッサン

・【特徴】: ピンクの中輪・房咲きで花付き抜群。
・【香り】: 中香。グリーン系。青りんごの香りとも言われる。
・【育てた感想】: とにかく元気。初心者にも最適。
・【おすすめの育て方】: 追肥は切らさず、摘芯で株を充実させると、花数が毎年どんどん増え、かつ、コンパクトに育つので鉢植えにも最適。
我が家では初冬の一番最後まで咲いており、クリスマスローズのニゲル種とコラボしてます。

香りは好みが別れるかな。
花は一斉に咲いて、綺麗なんだよ。
■ アミ・ロマンティカ

・【特徴】: 白、ピンクのロゼット咲き。咲き始めは淡いベージュが混じり、
房咲きでブーケのよう。優しい印象。
・【香り】: 控えめなティー香。
・【育てた感想】: コンパクトで庭が一気にロマンチックに。
・【おすすめの育て方】: 日当たりが良いところで育ててあげたい。
我が家は10号の鉢植え。2年に1回植え替え。それでもよく咲きます。
丈夫で育てやすいです。

名前の通り、愛を感じるね

■ アカデミア

・【特徴】: 濃ピンク〜赤みがかった中大輪。変化が楽しい。
・【香り】: 強香。フルーティ&ダマスク。
・【育てた感想】: 雨にも強く存在感大。
・【おすすめの育て方】: 鉢植えでもよく育ちます。赤に近い濃いピンクで咲く花は、最高に良い香り。日当たり良く育ててあげたい。

とても優等生。美しさも香りもパーフェクト♪
■ ジャック・カルティエ

・【特徴】: 有名なオールドローズ。鉢栽培にも◎。
・【香り】: 濃厚なダマスク香。
・【育てた感想】: 見た目も香りも優雅で、毎回楽しみ。
・【おすすめの育て方】: 早めの剪定で開花サイクルUPしやすい。
ある程度大きくなってからが望ましいです。
我が家では、鉢植え。枝が柔らかいので、誘引しやすい。
コンパクトなつるバラとしても優秀です。

昔から変わらぬ姿と思うと、アンティークな魅力を感じます。
コンパクトに育てていますが、気品たっぷりです。

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【まとめ|お気に入りのバラを見つけて、素敵なガーデンライフを】

今回ご紹介したバラたちは、香りや花形、育てやすさなど、それぞれに個性的な魅力があります。2025年春、実際に庭で咲かせて「育ててよかった」と実感できた品種ばかりです。初心者の方も取り入れやすく、香り・色・咲き方すべてが満足できるラインナップ。あなたの庭にもぜひ、お気に入りの一本を加えてみてくださいね。
今回はこの辺で。
ありがとうございました。
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