バラの育て方【春3月】丨芽かきは必要?丨新苗とか特に気が引けます

バラ

🔶バラの芽かきはした方が良い?

4月頃のバラの枝先
4月頃のバラの枝
もんじ
もんじ

芽を摘むって、なんかかわいそうな気がするよね

もみ
もみ

でも、した方が良いのよね?

ロザリオン
ロザリオン

そうだね〜、どうしようかな

ロザリオン近影

投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。

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うちではあまり「芽かき」をしません。
理由をあげると2つあります。

・なんかもったいない気がする

・必要だから芽を出してるんじゃないか?

と考えることがあるからです。

🔶どんな時に芽かきするの?

たまたま見つけてどうにも気になってしまった時は芽を摘みます。

例えば、以下の画像を見てください。

枝先の無数の芽
枝先の無数の芽


無性にかきたくなりませんか?

先っちょにこんな芽いらないでしょ?
と思うので、2、3芽に間引いてやります。

🔶芽かきの条件

整理して考えてみると、
主に以下2点の場合に芽かきしようか考えます。

・大輪の花を咲かせたい品種
・枝葉を密集させたくないとき

・大輪の花を咲かせたい品種

「恋結び」大輪の木立ち性
「恋結び」大輪の木立性

木立性の大輪種(ハイブリッドティ)は、
枝一本に1輪咲かせるぐらいにすると、大輪で美しい花が咲きやすいので、脇芽を間引きます。

もちろん、脇芽を残して複数輪咲かせるのも面白いと思います。

・枝を密集させたくないとき

密集させちゃった例
枝葉が密集した例

枝が密集すると、風通しが悪くなり、病気になったり、害虫のアジトになるので、枝間に適度な空間を作ってあげて風通しを良くします。

芽が伸びた姿をイメージして、混み合いそうな場所は摘んでみましょう。

もみ
もみ

バラが芽を出したがってるのに摘んじゃって良いの?

バラも気まぐれなので、人の手で調整してやる必要があります。

品種によっては、自分の身よりも花を咲かせる事を優先するバラもあります。

バラ本人が自分の養分管理出来てるか怪しいという事です。

主幹が育たないという事は、コンパクトに育てたい場合に向いてますが、様子を見ながらイケイケモードで蕾を出しまくってきたら、少し蕾を摘んで負担を減らしてやるなど、なだめてやることも必要です。良く観察してあげて下さい。

沢山、花を咲かせてくれるのは、とてもありがたい事なのですが、芽を少し減らしたほうが、養分が本来の枝葉に十分供給されて美しい花を咲かせる事が出来ます。

🔶新苗・挿し木苗は芽かきしない 

新苗は芽かきしないで、枝葉を増やす
新苗は芽かきしないで、枝葉を増やす

枝葉が少しでも多いほうが育ちが良くなります。

ロザリオン
ロザリオン

まぁ、当たり前なんですが

まずは、木立ち性だろうが、つる性だろうが枝を支柱で固定してどんどん上に伸ばして葉っぱを一杯出してもらいます。

芽が沢山付いて密集しそうな時は、風が良く通る場所に移動したり、他の植物との間隔を空けるなど、鉢を移動させて極力芽を摘まないように工夫しています。

🔶芽かきの方法

枝先に3芽出ている

上記の画像の例では、廻りのスペースに余裕があるので、真ん中の1芽だけ摘んで2芽残しても良いかもしれません。

■1枝に1つは芽を残す

左右に脇芽が出ています

上記の例は、スペースに余裕がないので、脇芽を2つとも摘んでしまおうと思います。

芽かき後
芽かき後

芽は全て摘まず、一枝に1つ以上は残しましょう。成育が良さそうな大きな芽を残します。大体まん中。

芽かき後、枝が伸びて来た姿

後ろにバラがあって、少し見づらいですが、枝先に一枝、10cmほど下に一枝伸びています。

これくらいなら、枝同士も干渉しづらく風通しも確保出来ていると思います。

■芽かきは指でつまみ取る

ハサミなどは使わず、指で摘みとっています。
切り口から病気に感染したら嫌なので。
芽切り鋏は持っていますが、主に切り花用の
花枝を切るのにつかってます。

間違って本命の芽を摘まないように気をつけて下さいね。

■消毒しておくと安心

芽出しの消毒3月
芽出しの消毒3月

芽かきによって出来た傷口から病原菌が侵入するのを防ぐために消毒しましょう。
芽出しの時期に行っておきましょう。

春先に消毒していない場合や、芽かき後に行っても良いと思います。

以下の芽出し時期の消毒方法も参考にして見て下さい。

🔶他に芽かきのコツはある?

あとは育ててる人の好みです。


「この芽をほっといたら伸びた枝が交差して
邪魔だろうな」
とか、
「枝先に芽の数が多すぎるから、養分が集中するように本命の芽だけ残してみようとか


想像しながら行うと、とても楽しいです、

今回は、バラの芽かきについてでした。
ありがとうございました!

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