◆購入したきっかけ
■品種紹介
樹形 木立性
香り 微香
花径 中輪
開花性 四季咲き
作出 2019年 日本 今井清
元々は実物を見たこと無いんですが、スマホでネットショップをチェックしていたところ、開花状態の「ラピスヴェール」の画像を見て、つい惹かれて衝動買いしてしまいました。
中心が紫で外側の花弁はうっすら緑ががった個性的なバラ。
しかも「アウトレット苗」ということで、値段も破格。
ネット購入だと苗の状態も確認出来ません。不安に感じる人も多いのでは?
さて、どんな状態の苗が届くのか。
苗の到着から、1年間の成長具合をご紹介します。
投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。
◆アウトレットやセール苗について
洋服で例えると、少しほつれがあるとか、汚れがあるとかて、安く売られてることがあると思います。
バラ苗の場合、成長が遅くて貧弱だとか、虫食い跡が目立つとか、ラベルが無いとか、挿し木苗とか、売れ残って枝葉の形が悪いとか、、。
理由は様々だと思います。
お店の人が正規の値段で売れないと判断した商品でしょうね。
苗ごとの状態は細かく理由は記載されて無いことが多いので、当たり外れの要素もあります。
お店によって、それぞれ「注意事項」があると思いますので、必ず確認してからの購入をおすすめします。
■以下のような「注意事項」が多い
・返品、交換は出来ない
・品質の保証が出来ない
・写真付きのラベルが無い
セール品はまた別ですが、アウトレット品については、お店により若干違いはありますが、上記のような注意事項があるはずなので、必ず確認してください。
■苗の状態について
・苗の見た目が悪い
病害虫の防除後、治療跡が目立つなど。
・挿し木苗
一般的には接木苗が主流です。日本に自生するノイバラなどを台木にします。株元から接合させるので根本から下は台木であるノイバラということになります。そのほうが育ちが早いと言われています。
挿し木苗は枝を切り取り、そこから根を生やして増やしたものです。育ち方は接木苗よりも遅いと言われていますが、品種や性質に左右される部分が大きいです。
・売りどきが過ぎてしまった
春に出回る開花苗の場合、花が咲き終わってしまった状態。
セール品に多い。(夏場が狙い目期間)
・その他、苗の育ちが悪いなど
冬に出回る大苗の場合は剪定済なので、一般の苗も枝だけなのですが、その枝が少ない・細いなど。
苗が弱っているケースが一番心配ですが、流石に枯れる寸前の苗が売られることは無いと思います。
多少、見た目が弱々しいとか、挿し木苗とか、枝が数本枯れている程度のことであれば、まぁのんびり育てたらいいと思います。
私はアウトレット品・セール品を購入しますが、今の所、枯れそうな苗が届いたことはないです。普通に育てて枯らしてしまったこともありません。
■「ラピスヴェール」到着
1月、注文したアウトレット苗が届きました。
■梱包状態は?
箱の大きさは高さ60cm、幅、奥行きは20cmほど。苗は乾燥しないように新聞紙とビニールで保護されていました。
同梱物は、育て方の冊子と、一回分の緩効性肥料、あとまさかのカレンダーまで付いてました。(冬だから?)
アウトレット品でも、これだけおまけをつけてくれるのはうれしい。
※毎回同じものが付いてくるとは限りません。
■苗の状態は?
肝心の苗ですが、状態は悪くなく値段にしては非常に良いほうではないかと。
枝だけになっているのは、冬(一月)に購入したため、一般的な苗と同様に冬剪定済だからです。
5号スリット鉢に植えられてました。新苗同様にビニールポットと予想していましたが。植え替えせずにそのまま育てることも可能です。ありがたいですね。
気になる点は、写真付きのラベルは付属されていませんでした。
あと、接木形跡が見られないので、挿し木苗のようです。
一般的な大苗に比べると、株元が細いです。
気になる点は、そのくらい。
良い点は、アップ画像が無くて見えづらいですが、芽があちこちからぷっくり出てます。
4本の枝。しかもペンほどの太い枝もありました。暖かくなってきた途端、芽吹いてきそうな勢いです。
いつもはすぐに鉢替えするのですが、せっかくスリット鉢に植え付けられてるので、あえてこのまま育ててみます。
あとは春が来てどれだか成長するか楽しみです。
念のため、1日中、日に当たる場所は避け、
東側など午前中だけ日が当たるような場所で管理し、2月下旬ごろに同梱されていた肥料を与えました。
でも、秋に枝4本の内、3本枯らしちゃったよね。
ドキッ。ま、そういうこともありますよ。私の手入れ不足です。
◆そして春
グングンと茂って来ましたよー。
しかもつぼみがこんなに。花付き良すぎ。
ヤバイヤバイ、つぼみ付きすぎ。
摘まねば。
摘むタイミング遅いわよ。どれも開く寸前よ。
開花には養分がたくさん必要になるので、つぼみは半分摘み取りました。
枝葉の成長に必要な養分温存!です。
◆そして秋
春ほどではないですか、秋もちゃんと5、6輪咲きました。
ただ、残念な知らせが。
4本あった枝のうち、3本が枯れちゃいました。
ガ~ン。
残った1本がとてつもなく元気なのですが。剪定して長さを均一にしてやったらよかっかな?か、春の開花後に鉢増しするべきだったか。
午前中だけ良く日が当たる場所で管理してます。現在の枝の高さは、長いところで1.5mくらい。
春になったらシュート出ろ
夏に枝を短く剪定して、もっと低い位置で花を咲かせることも出来ましたが、あえて剪定せずに養分を少しでも蓄えるために枝葉を残しました。
あと、まだつぼみが残っていますが、朝夜の寒暖差が大きいので、残ったつぼみは見る限りポーリングする予感。
11月中旬以降のつぼみは開かないかも知れません。
※現在11月中旬の八王子は朝の気温7℃前後
開花には最低気温10℃程度は必要かも知れません。
結果、「アウトレット苗」と言っても普通に育ち、鉢替えもせずにそのまま育てて、春・秋と良く花を咲かせてくれました。
今年の冬は二周り大きな鉢に植え替え予定。
来年が楽しみです。
100%ラピスヴェールの花束目指して頑張るぞー!
数株でも経験がある人なら、特に問題なく育てられます。また「ラピスヴェール」に限って言えば、樹勢が良いので、初心者の人でも、普通にバラの育て方を参考にしながら、難しく無く育てられると思います。
今回はこの辺で。
ありがとうございました!
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