◆概要
春のバラが咲き始める頃に満開を迎える「ベロニカオックスフォードブルー」
主にクリスマスローズとコラボしますが、
タイミングが良いと、早咲きのバラともコラボします。
寒さには強いので、霜が降りる屋外で冬を越し、2024年は、3月30日に開花、4月の下旬頃まで咲いてました。
深い青の花色、グランドカバー向きで、
地面を青い花で埋め尽くす光景は本当に美しいです。
◆いつの間にか蒸発問題
とても魅力的で人気の高い宿根草ですが、
問題点もあります。
「地植えした翌年、いつの間にかいなくなっている」
秋に庭に植え、冬を超すと、春先に満開に花が咲きます。
開花後は、地面を這うようにつるを伸ばして大きく殖えて行きます。地面がどんどんベロニカで埋め尽くされて行きます。
来年の春も楽しみだなぁ。😄
なんて思っていると、、、
翌年の春。いつの間にやら、姿を消しています。
不思議。枯れちゃった。
みんな、どうやって殖やしてるの???
色々、自宅の庭で挑戦してみて、最近ようやく維持出来始めたので、紹介したいと思います。
◆枯れる原因
原因① 夏の直射日光に弱い
日当たりが良いところが理想なのですが、地表を拡がっていく植物なので、夏の直射日光は苦手。地表の温度上昇に耐えられず、どんどん枯れていきます。
原因② 雑草に負ける
廻りに雑草が生え始めると、場所争いに負けて、どんどんベロニカの範囲が狭くなり、気がつくと、雑草だけになっています。
◆我が家の対策
対策① 鉢に植え替える
梅雨明けの7月頃に日当たりを確認します。
直射日光が当たっているようなら要注意!
迷わず、一部だけでも鉢に植え替えましょう。
夏の間、小さくても良いので、鉢に植え替えて、涼しいところ、木陰等の半日陰に移してやりましょう。
底が浅い鉢がおすすめです。
しばらくすると、鉢からつるがはみ出してきて、どんどん地表を拡がって殖えていきます。
対策② 定期的に雑草を除去
地表に拡がったベロニカをめくってみると、
雑草の、芽が一杯!
ベロニカの拡がって行く先にはシダとか、メヒシバ、タンポポ等の強敵が。(うちの庭の話ですが)
気がついたら、定期的に雑草を抜いてやりましょう。
浅い鉢に植え替えて、なるべく涼しい場所を選んで管理したところ、上記の2つの問題を無事解決できました。
◆近似品種について
我が家にある近似品種の、ウォーターペリーブルーと、マダムマルシアは、花が咲くのが少し遅めで4月10日に満開、5月初旬まで咲くので、バラとコラボ率が高いです。
どちらも花色は薄青か薄紫という感じ。
2つを並べて育てて見ましたが、特徴に大きな違いは感じられないです。
咲く時期も、どちらも今年は4月10日頃でしたので、同じ品種なんじゃないか?と思うくらいよく似ています。
オックスフォードブルーに比べて、若干暑さに強いようです。どちらも退避せず、夏越しして生き残りました。真夏の生存率が高いようです。
オックスフォードブルーの消滅率が高いお庭には、この2品種も検討してみて下さい。
・ウォーターペリーブルー
・マダムマルシア
◆まとめ
ベロニカオックスフォードブルーが
地植えしても、翌年いつの間にかいなくなっている件のまとめです。
★夏の暑さと、雑草に弱いので、
夏に葉が茂る木陰などに植える
枯れそうになったら、一旦鉢に退避して涼しい場所で育てる。
植栽したい場所のそばに半日陰があれば、鉢をそこに定位置で配置しておけます。
周囲の雑草はこまめに抜いて下さい。
オックスフォードのつるをめくってその下から出ている雑草の芽も忘れずに除去しましょう。
翌春には、びっしりと咲いたオックスフォードブルーにお目見え出来ると思います。
5月に咲き始めるバラにタイミングをあわせたい場合は、遅咲きの近似品種の方が向いています。
今回はこの辺で。
ありがとうございました。
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