◇「ローズポンパドール」
フルーツ・ダマスクの強香。
花色は非常に艶やかで、18世紀フランスのポンパドゥール夫人が好んだ色「ポンパドゥールピンク」に由来。
■品種情報
- 樹形 半つる性
- 香り 強いフルーツ、ダマスク系
- 開花性 四季咲き
- 植え方 鉢植え、地植えに向く
- 樹高 1.5m
- 作出 2009年 フランス デルバール
投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。
◇選んだきっかけ
私が初めて購入した「ナエマ」を作出したデルバール社のバラ。
公式サイトで『特に香りが良い』コーナーの中から「シャルトルーズドゥパルム」と悩んだすえ、
花色が気に入ったのと、アーチに誘引するのに最適サイズという点で「ローズポンパドール」を選択しました。
◇感想
香りは「超」が付くほど強い
豪華な強香中大輪!
濃厚なフルーツとダマスクがミックスされた甘い香りです。
香りがとても強く、切り花にしても香りが落ちないので、いつもテーブルや玄関に飾ってます。
万能な優等生
花付き良し、香りもよし、花形もよし、樹勢もよし、鉢植えもアーチ誘引もオーケーのあまり弱点が見当たらない品種です。
初めてバラを育てる人にも安心しておすすめできます。
大きな花は丸っこくてコロンコロンです!
咲き始めのピンクから花が開くにつれて、
徐々にラベンダーピンクに色変わりします。
トゲの具合
普通です。
多すぎず少なくもないという感じ。手入れの際は革手袋をして下さい。
◇育て方
我が家では春に大苗で購入し、その年の冬に地植えしました。
2021年に家庭用の2mのアーチに誘引しました。
誘引して、1年経つと夏の間に特に上部の枝が伸びますから、冬の剪定が必要です。
枝よ伸びろ〜
アーチのてっぺんまで伸びろ〜
アーチのてっぺんでたくさん咲いて良かったね
家庭用のアーチで、丁度よいサイズ感でした。つるバラだと持て余すかも
アーチへの誘引方法については、以下の記事も、参考にして下さい。
鉢植えも地植えもどっちもいける!
深めの剪定にも耐えるので鉢植えにも向いてます。
小さな5号鉢で育てた「ローズポンパドゥール」ですが、1mほど真上に枝を伸ばし、立派な花を咲かせてくれました。
10cmはありますね。さらにもう一方の枝にもつぼみが付いてます。
弱点が見当たらない
日常管理は特に他のバラと変わらず、
日当たり、風通しの良い所に置き、鉢土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出てくるまで水やりします。
花がよく咲き始める少し前ぐらいから、肥料をあげます。
※4月〜6月と9月〜11月緩効性肥料(油かす中粒など)を月に一粒、鉢土に埋めている。
地植えにした場合は基本、水やりや定期的な肥料あげは不要で、毎年冬に「寒肥」を施します
病気にはかなり強いほうですが
うどんこ病に強く、他のバラがうどんこ病祭りの最中にも、何事も無いように黄緑色の照葉をつやつやさせています。
花も葉も撥水スプレーをかけたかのように雨をはじく。
耐病性の強さがうかがえますね。
黒星病にはかかります。
我が家は、雨ざらしなので、念のため4月から梅雨が明けるまでは月1回殺菌剤を散布していますが、夏は放置(水やりのみ)してるので、余計ですね。
それでも秋の花はバッチリ咲きますよ。
10月頃から、一旦葉を半分ほど落とした後、またどんどん花芽を出し始め、また立派な花を咲かせます。春に比べて赤みが強く、変わらず良い香りです。
樹勢が良いので、夏放置でも秋の花は心配無しです。
夏も継続して薬剤散布してやると、きれいな株姿を通年維持出来ると思います。
初めてバラ苗を育てる方は、以下の記事も参考にして下さい。
◇「ローズポンパドール」まとめ
■メリット
- 初めてバラを育てみたい
- ラべンダーピンクの花色が好き
- そのうえ強香
- 病気に強い、樹勢が良い
- 地植えにも鉢植えにも向く
・コンパクトにも育てられる
・気が変わってアーチに誘引しても良い
■デメリット
- 黒星病には少し注意
その他の強香バラなら、デルバールの「特に香りが良い」コーナーのバラ達もバリエーション豊富なので、参考にしてみてください。
あと、私の育てているバラの中でおすすめしている強香品種も紹介しているので、良かったら見て下さい。
では今回はこの辺で。ありがとうございました!
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