強香の複色バラ「バリエガータディボローニャ」の育て記録丨棒付きキャンディみたいな花

バラ

◇「バリエガータディボローニャ」の特徴・選んだきっかけ

バリエガータディボローニャの花
バリエガータディボローニャの花

複色のオールドローズ。白とローズピンクの鮮やかな花色と模様が気に入ったので選びました。10号鉢で育てています。


ロザリオン近影

投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。

詳細プロフィール


おすすめ① 花色・模様

バリエガータディボローニャのつぼみ
バリエガータディボローニャのつぼみ

典型的な複色。時間が経っても色褪せず、
鮮やかな花色を保ちます。

もんじ
もんじ

キャンディみたいで美味しそう


おすすめ② 香り

強香です。

一斉に咲くので、香りを良く感じられます。


おすすめ③ 早咲き

バリエガータディボローニャ(一季咲き)
バリエガータディボローニャ(一季咲き)

春だけの一季咲きで、5月初旬から咲き始めます。
病害虫が活発に動き出す前に一斉に咲くので、比較的影響も少ない。
うどん粉病には少し注意ですが、無農薬栽培にも向いてます


❗注意すること① 剪定

一季咲きバラは、来年の春に咲く花芽を夏頃には枝に隠し持ってるので、夏以降は切らないほうが良いです。
剪定のタイミングは花が咲き終わった直後
春に咲いた花を摘むときに、長いと思ったら短めに切るぐらいが良いと思います。


❗注意すること② うどん粉病

開花時期は、葉やつぼみの周囲を観察して、うどん粉病が出てないか、年に1度の楽しみなので、こまめに確認してます。
つぼみが粉吹いて花が咲かなくなるほど、症状が悪化したことは今まで無いですが、
症状(白い粉吹き)が見られるようなら、重曹水スプレーなどで防除しましょう。


■品種情報

樹形  半つる性
香り  強香
花形  カップ咲き
花径  小中輪
開花性 一季咲き
植え方 鉢植えに向く
樹高  100〜300cm
作出  1909年 イタリア


◇育ててみての感想、特徴など

ボローニャ開花中
ボローニャの開花中
ロザリオン
ロザリオン

「春が来たぁ」と喜びを感じさせてくれるバラです。

もみ
もみ

鮮やかな花色と模様が良いわね。

一季咲きのバラは、1年間に蓄えた力を1度の開花に使うので、鉢植えですが、それでも豪華に咲きます。
我が家には他にも一季咲きが何種かありますが、どれも勢いが凄い!


一季咲きバラにしか無い魅力です。
ボローニャは我が家で唯一、複色の一季咲きバラです。


◇香りは?

ボローニャとベルロマンティカ(手前)
ボローニャとベルロマンティカ(手前)

ダマスクの強香です。

花付きが良い一季咲きで強香のバラ。

満開の時に近くを通ると、バラの香りが漂ってきます。


◇花形・花色は?

花のサイズは小中輪
花のサイズは小中輪

白に鮮やかな濃いピンクの複色。
サイズは小さめの花が、5月中はポンポンと咲きます。


◇花持ちは?

強香バラの普通ぐらい(3、4日)です。

1ヶ月は次々と花を咲かせてきます。


◇花付きは?

ボローニャ満開中

とても良いです。10号鉢で育てていますが、常に10輪くらいは咲いています。その間次のつぼみも出てきます。


◇トゲは?

トゲは普通に細かいのが結構あります。


◇樹勢は?

ボローニャの株全体
ボローニャの全体

樹勢は普通です。
我が家では10号鉢栽培で、ビョンビョン伸びてくる勢いはありません。
一本の枝だけ特別伸びてくる様子も無いです。各枝からジワジワ伸びてます。

地植えにしたら、長い枝をビュンビュン伸ばすつる性に化けるかもしれません。


◇耐病害虫性は?

開花中の枝葉の状態はキレイ
開花中の枝葉の状態はキレイ

普通ですが、環境にもよると思いますが、花が咲いている時期はきれいな株姿を維持してます。
春は一部がうどん粉病、秋は適度に黒星病に
なってます。春の花が咲く前のうどん粉病は、重曹水スプレーで防除してます。
咲き終わった後は、基本翌年まで放置です。下の方の古い葉はパラパラと落ちていきますが、黒星病は若葉には症状が出にくので、枝葉はそれなりに伸びてくれます。


◇まとめ

テントウムシが来てくれています
テントウムシが来てくれています

病害虫耐性は普通、樹勢は普通ということで、栽培難易度は普通です。
ただ、一季咲きのため、気にするのは春の花が咲くまでの間だけなので、基本無農薬で育てています。多少は虫が付いてるかもしれませんが、自然にやってくるテントウムシやアブなどにまかせています。あまり手がかかりません。
早く大きく育てたいなら、夏〜秋に少し手をかけて、病害虫から枝葉を守ってあげるのも良いと思います。


◇他の一季咲きおすすめバラ!

◯マダムアルディ

鉢植えで誘引を楽しみたい方におすすめ!

オールドローズのとても有名な白バラ。

マダムアルディの花
マダムアルディの花

強香、中輪でグリーンアイが特徴!枝が細いので、鉢植えにも向いていて、小スペースの誘引にも使えます。長さは2m前後伸びます。我が家では、現在、窓際に誘引中。


◯スパニッシュビューティー

ピンクのグラデーションの花色。波状弁咲き!

枝が太め、地植えで高い場所の誘引向き

スパニッシュビューティーの花
スパニッシュビューティーの花

花のサイズは中大輪。
これが5月初旬から一斉に咲き始めます。
中香ですが、花数が多いので良く香ります。樹勢が良く3,4mは平気で伸びる。
家の柱から2階のベランダにかけて誘引しているので、老朽化した我が家を春だけはこのバラがキラキラとさせてくれます。

良ければ、レビュー記事も参考にして下さい。


○キングローズ

花は小輪のピンク色。房でブーケのように咲く!地植え向き。太い枝から細めの枝がよく出るので、低めのフェンス等にも誘引しやすい。

キングローズの花
キングローズの花

香りが無いですが、花もちは良いです。

やはり樹勢が良く、2,3mは伸びます。
我が家では1.5mほどのフェンスに誘引。

良ければ、レビュー記事も参考にして下さい。


◯カーディナルドリシュリュー

鉢植えにも向いているトゲが少ない小輪多花のオールドローズ。とても有名な紫バラ。

カーディナルドリシュリューの花
カーディナルドリシュリューの花

早咲きで1輪1輪の花形はやや不完全な印象があるが、一斉に咲くと非常に美しい。
枝が細いので、小スペースのレイアウトに向いています。


今回は強香の複色バラ「バリエガータディボローニャ」の紹介でした。

ありがとうございました!

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