◇「ラプソディインブルー」の特徴・選んだきっかけ
花色が紫からグレー色に変化するブルーイングが特徴です。
花形は丸弁八重咲きで、「バラ」と言われて思い浮かべる花姿とは少し違うかも知れませんが、濃い紫色の花弁に黄色いシベがとても魅力的な品種です。
大型のガーデニングショップで大苗を見かけて衝動買いしました。
「ラプソディインブルー」は、ブルーイングの様子が非常に美しい品種です。
■品種情報
樹形 :半つる性
香り :中香
花形 :丸弁八重咲き
花径 :中輪
開花性 :四季咲き
植え方 :暑さに弱いので地植えに向くが、鉢植えも可能
樹高 :1m〜2m
作出 :1999年 イギリス ワーナー
投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。
◇育て方について
●育てた感想
暑さに弱いので、地温が安定している地植えにしました。
東側の上の方は良く日が当たるけど、株元はブロックが陰になって日陰になる場所を選びました。
地植え方法については、以下の記事も参考にして下さい。
●香りは?
中香です。顔を近づけるとスパイス系の香りがします。
香りの品質は良いと思います。
●花形は?
八重咲きで開き始めから黄色いシベが見えます。
紫と中心部の白と黄色のシベのコントラストが良く映えます。
●花持ちは?
花持ちは普通で4、5日ほどです。
つぼみを沢山付けるので、次々に咲きます。
濃い紫と先に咲いてブルーイングしたややグレーを帯びた花の組み合わせが美しいです。
●花付きは?
多花性で房咲きします。しかも四季咲き。
夏以外は付いたつぼみは摘まずに自然に咲かせちゃってます。
●トゲは?
トゲは多めです。
しっかりしたトゲが普通にあり、太い枝には細かいトゲも付きます。
●樹勢は?
樹勢良いです。まだ育て始めて3年目ですが、
ベーサルシュートが順調に出ています。
今年出たのは3本。太い枝は真っ直ぐ2m近く伸びて房咲きし、細い枝は50cmほど伸びて枝先に数輪咲かせてます。
●耐病性は?
耐病性は強い方です。
2023年は春の温度差が激しく、
他の品種はうどんこ病がよく出ていましたが、こちらはほとんど出ませんでした。風通しは良いとこに植えてます。
薬剤散布は芽出し、春先のつぼみが付いた頃、梅雨前後、夏は未実施で秋もつぼみが付いた頃です。年に6、7回ぐらいです。
◇まとめ
栽培難易度は、普通です。
やはり暑さに弱いので、その点だけ注意すれば、育てやすいと思います。
暑さ対策は、東側に地植え、株元だけ半日陰の環境にしています。
鉢植えで育てる場合は、白色の2重鉢にして、他のバラの鉢に寄せて鉢にはあまり日が当たらないようにしようと思ってました。
耐病性は強い方。
紫色のバラを探している方にはおすすめです。
ブルーイングが魅力の「ラプソディインブルー」の紹介でした。
◇花がそっくりな我が家で育てている品種
「インターナショナルヘラルドトリビューン」と、「ワイルドブルーヨンダー」の2種は、花色も花形も「ラプソディインブルー」とそっくりです。
ただ、特徴はそれぞれ違いがあります。
○インターナショナルヘラルドトリビューン
トゲが少なく、コンパクトが好みなら!
花は赤紫色で小中輪、コンパクトで鉢植えにおすすめ、
花はブルーイングする前にサッと散ります。
花持ちは悪いですが、多花性で次々咲きます。
香りは微香、木立ち性、四季咲き。
「ラプソディインブルー」に比べて暑さに強いです。
○ワイルドブルーヨンダー
強香で大輪が好みなら!
花は赤紫色で、秋の花はさらに濃い色になります。
写真だと、わかりづらいですが、大輪かつ強香です。
背は高め1.5mほど。花枝は長く目線の高さで咲きます。枝は直立に伸び、幅は取りません。
こちらもブルーイングの印象無いので、サッと散るタイプです。あまり知られてないのが不思議。良いパラです。
◇シベが美しい品種
○ジャクリーヌデュプレ
シベ好きの方は絶対おすすめ!
シベを楽しむパラと言っても過言ではないくらいシベ美しい。八重咲き白色の花弁に赤いシベを持ってます。香りも良いスパイス系。
オールドローズに分類され、枝は全体的に細め。
中輪、中香、半つる性、還り咲きです。
春から梅雨頃にかけて良くつぼみを出します。
トゲは多めですが、柔らかいです。
我が家では、鉢植えで育ててます。
今回はこの辺で。
ありがとうございました!
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