今回は、クリスマスローズ「ニゲル」について、うちの庭で育てている3種の開花時期および、特徴・育て方などをご紹介します。
投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。
◇「ニゲル」の特徴・選んだきっかけ
クリスマスローズは、冬咲きの花です。
バラや他の草花が咲き終わる頃につぼみを出し始め、花が少ない冬場に満開になり楽しませてくれる貴重な植物です。
開花は主に12月から3月くらいの間。
「ニゲル」とは、数あるクリスマスローズの中の原種の1つです。「ニゲル系」と言われる品種は数多くあって、それぞれ、花形、花色、花茎の長さなどに特徴があるようです。
早咲きの系統で、クリスマス頃(12月)から咲き始めます。
12月と3月だと咲く時期が微妙に違うね。
クリスマス頃に花を見たい人は「ニゲル」系がおすすめです。
花は開くと純白で時折、部分的に赤く染まることがあります。
お化粧してるみたいでキレイよね
花持ちはとても良いです。
正確に言うと、クリスマスローズに花びらは無く、花びらに見える部分は、萼(がく)なんです。花びらは退化して蜜腺になっています。
花びらに見える萼片はとても長持ちします。
10日ぐらいすると、時間が立つにつれ、全体的に淡いピンクやグリーンに染まってきて、花の内部に種が出来てきます。
株が大きくなると、隙間なくびっしり咲きます。
◇うちの庭のニゲル系
うちで育てているニゲル系と呼ばれている品種は、「ジョナス」、「ダブルファンタジー」、「マリア」の3種です。
◇今年の開花(2023年)
一番乗りは「マリア」です!
圧倒的な早さです。クリスマスに余裕て間に合いました。
次に「ジョナス」。
残念ながら、クリスマスには間に合いませんでしたが、丁度、雪が降った1月頃に開花しました。
12月下旬頃はまだつぼみでしたね。惜しい。
最後は「ダブルファンタジー」
まさかの3月です。
八重咲きだから、スタンバイに時間がかかるのかな
去年もこのくらいの時期だったわよ
◇育て方
○植え付け場所
暑い場所が苦手なので、冬は、日当たり良い場所。夏は、日陰の涼しい環境が向いています。
我が家では、「地植え」と「鉢植え」で育てており、地植えの場所は、柚子やカエデの樹の下です。
冬は、カエデの葉が落ちて、日当たりが良くなり、夏は、葉っぱが茂り日陰を作ってくれます。
鉢植えは、良さげな場所に都度、鉢を移動しています。
株が大きくなったら(2年に一度くらい)、生育が活発になる秋に鉢替えしてます。
○施肥について
いずれも10月頃から、花が咲く力を吸収してもらうために、油かす、液肥などを定期的に適量与えています。
液肥が効果有り!
今回、1番早く咲いた「マリア」ですが、鉢植え育てで、水やりする時に2回に1回は液肥をやってました。
これが、効いたかもしれません。
ちなみに「ジョナス」は地植えだったので、緩効性の有機肥料(油かすとリン酸骨粉)を秋に与えたのみでした。
来年の地植え株には、花に効くリン成分の高い有機肥料(ようりん等)の施肥量を増やしてみようと思います。
植え付け方法や、施肥の詳細については、以下の記事も参考にしてください。
◇まとめ
○開花時期の結果
クリスマスに間に合ったのは「マリア」!
11月10日には開花して、1月くらいまで安定して、つぼみを上げ花を咲かせていました。
圧倒的な早咲き。
○マリア特徴
- 咲き始めが早い
- 花茎は長め
- 花は横向きに咲く
- 花色は純白〜ピンク(時折、純白に紅色がのる)
以下の栽培記録も参考にして下さい。
○ジョナス特徴
- 咲き始めは早いほう(今年は1月)
- 花茎は短い
- 密集して地際で咲く(上向きになる)
- 花色は純白〜ピンク(時折、純白に紅色がのる)
○ダブルファンタジー特徴
- 咲き始めは遅め。2月頃
- 花茎は普通
- 密集気味に咲く(斜め上向きになる)
- 花色は純白〜クリーム色の八重咲き
◇その他のクリスマスの時期に咲く花
○クレマチス アンスンエンシス
冬咲きのつる性植物で、12月〜2月頃に鐘のような白い花をたくさん咲かせます。
ニゲル系のクリスマスローズとコラボさせると、同じ時期に咲くのでおすすめです。
つる性の植物なので、ビュンビュン伸びます。
枝はバラと違って、ヒョロヒョロしていて、フェンスやオベリスク等のそばに植えると、自分で勝手に絡みついて上を目指して伸びていきます。
今回は、クリスマスの時期に咲くクリスマスローズ ニゲル系品種のご紹介でした。
では、今回はこの辺で。
ありがとうございました!
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