「ロイヤルハイネス」は、1962年にアメリカで作出されたハイブリッドティーローズ。淡いピンクの剣弁高芯咲きと、気品あるティー香が魅力の名花です。コンテストでの受賞歴も多く、庭でも切り花でも映える実力派です。
ロイヤルハイネスの特徴と魅力

花径は10〜12cmの大輪。長く尖った蕾から優雅に開花する姿は、まさに「王女」のよう。淡いピンクの花色は、光沢のある濃緑の葉とのコントラストが美しいです。
香りはティー系の中香。屋外での香りは控えめですが、切り花にして室内に飾ると、花形の美しさと上品な香りがふんわりと広がり感動します。

投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にか、100本以上のバラが育ってます。
Instagramでは育成の様子や開花リールも配信中♪👉 @rosalion_garden
栽培のポイントと注意点

切り花としての品質も高く、茎が長く花持ちも良いため、フラワーアレンジメントにも最適です。
強い日差しや、花につく害虫に要注意
- 樹形:直立性。樹高は1.2~1.5mほど。庭植え・鉢植えともに向いていますが、鉢植えなら、強い日差しによる花弁の日焼けを避けるために鉢いつでも避難させられるのが便利。地植えなら、西日を避けて植え付けましょう。
- 日当たり:涼しい季節は日なたが理想。夏は西日を少し避けると◎ 鉢植えなら、強い日差しによる花弁の日焼けを避けるために、鉢をいつでも移動させられるのが便利。地植えなら、西日を避けて植え付けましょう。
- 耐病害虫性:中程度。うどん粉病・黒星病には注意し、予防スプレーを定期的に。花を荒らす害虫に対しては、「オルトランDX」などの鉢土に撒く粒剤タイプの薬剤の使用も効果的。
- トゲ:中程度。剪定や誘引時はグローブ必須。
切り花としての品質も高く、茎が長く花持ちも良いため、フラワーアレンジメントにも最適です。

光沢のある葉と淡ピンク花のコントラストが最高!育てるほどに姿勢が整っている気がします

ティー系の落ち着いた香りで、花形がとても美しいから、室内に一輪挿しするのが、お気に入り♪
害虫対策に便利な商品
「オルトランDX」は、鉢土に撒くと、根からバラに吸収され、アブラムシなど花を荒らす害虫に効果を発揮します。
また、あまり大きく育ちすぎたバラだと、薬剤が隅々まで届きませんが、「ロイヤルハイネス」のような樹高が高くなりすぎない品種には手軽に使えておすすめです。
「オルトランDX」の使い方は以下のInstagramのリール動画でもわかりやすく紹介しています。
基本データ

- 系統:ハイブリッドティーローズ(HT)
- 作出:1962年/アメリカ(Swim & Weeks)
- 花色:淡いピンク〜クリームホワイト
- 花径:10~12 cm(大輪)
- 花形:剣弁高芯咲き
- 香り:ティー香(中〜強香)
- 開花性:四季咲き
- 樹高:約1.2~1.5m、直立性
- 耐病性:中程度(うどん粉病・黒星病は注意)
- トゲ:中程度
- 受賞歴:1963年AARS受賞、マドリード金賞、ポートランド金賞

まとめ

この花の美しさを最大限引き出したい
本当は、あまり雨ざらしにしたくないんですけど、突然の雨でタイミングを誤りました。
この後、雨の当たらない軒下に移動しました。

「ロイヤルハイネス」は、花形はドレスのよう、淡い色合いも相まって格式の高さを感じます。その上、比較的丈夫なので、ぜひ育ててもらいたい品種です。
このバラの花の美しさを最大限引き出すには、つぼみが出たら、強い日差し、雨、花につく害虫対策のために、開花まで室内に入れるとか、過保護に育てたいところです。
特にティー系の香りが好きな方や、切り花としても映えるバラをお探しの方にはぴったり。
王妃の名にふさわしい、美しく気品あふれる一株になります。
では、今日はこの辺で。
ありがとうございました!
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