大人気バラ「ガブリエル」丨育てるの難しい?丨鉢植えでの栽培ポイント3つ

バラ

🔶「ガブリエル」の特徴・選んだきっかけ

「ガブリエル」5月
「ガブリエル」5月

大人気のバラです。
育てるのが少し難しいと聞いていたので、「私にはまだ無理かな」と今までちゅうちょしてました。
そろそろ挑戦してみようかなと今回、お迎えしました。

 まずは、鉢植えで観察しやすい場所に置き「気軽」に育ててみようと思います。

🔶品種情報


樹形  木立性
香り  強香
花形  宝珠弁咲き
花径  中輪
開花性 四季咲き
植え方 鉢植えに向く
樹高  90cm
作出  2008年 日本 河本純子


ロザリオン近影

投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。

詳細プロフィール

🔶育ててみての感想

開花中
開花中

花姿は、中心部に淡いグレーがかったピンク色が入り、花弁はフリル状で白いドレスみたいな佇まいですね、
しかも強い良い香りがします
あと、以外でしたが花持ちがとても良いです。
花姿が儚げなので、すぐ散るかと思ってました。

ロザリオン
ロザリオン

何か人気があるのが凄くわかります。

栽培は、決して難しく無いです。
初めての方でも十分育てられるバラだと思いました。

ただし、樹勢。新たな枝を出す数や、勢いが弱い印象が有りますので、気長に育てて株を大きくして行きましょう。
耐病性も普通で必要な対処をしてあげれば、ひどくはならないです。
こまめに観察してあげましょう。

栽培ポイントは大きく3つです。
このあと、詳しくご紹介します。

🔶特徴・育て方

○迎えたのは1月

「ガブリエル」咲き始め

2023年に大苗を庭に迎えて、
7号の白いテラコッタ鉢に植え付け、
日当たり良好な南の縁側に置いてます。
縁側なので、雨に当たらない環境で、風通しも良いです。

ロザリオン
ロザリオン

うちの庭て考えられる1番の特等席です。

開いた花のサイズは9cmほど
た花のサイズは9cmほど

○土の配合について

鉢土について、

まず、「赤玉土」大粒を、2、3cm底に敷いた後、

「赤玉土」小粒6:「牛糞堆肥」3:「パーライト」0.5:「ミリオン」0.5の割合で混ぜ合わせた土を使いました。

■ミリオンについて

珪酸塩白土と言う根腐れを防止して、根の発育を促進したり、土の酸度を調整してくれる優れものらしい。

失敗したくない植物を育てる時には必ず配合してます。

ロザリオン
ロザリオン

ホームセンターにもだいだい置いてます。使うのは少量なので、500g入りで十分です。

○水やりについて

アキレアと一緒
アキレアと一緒

水やりは、基本、表面の土が乾いたら行ってます。

置き場所は、日当たり、風通し良好な南側の縁側で、鉢土にも空気を通しやすいテラコッタ鉢を採用しました。
そのため、水やり頻度は多めです。
曇りの日でも、乾きます。大体1日1回です。

○病気について

今年は、うどん粉病対策に重曹スプレーと、殺菌剤の薬剤散布を春に2回行いました。
黒星病対策に、原則は鉢を縁側に置き、雨に当たらないようにしました。


4月にうどん粉病にかかりましたが、
白い粉吹きが出たのは、一部の新葉だけでつぼみは被害無し。
発見次第、重曹スプレーで粉吹き箇所をお掃除してました。

6月頃からは、縁側で雨に当たらないせいもあり、ハダニの発生を防ぐために天気の良い日はなるだけ「水浴び」させました。

枝葉に直接シャワーで水をかけてあげます。葉裏もしっかり。

ロザリオン
ロザリオン

ハダニは乾燥した場所が大好きです。

シャワーで葉裏もまんべんなく水浴び
シャワーで葉裏もまんべんなく水浴び


雨に当たらない縁側に置いているので、今のところ黒星病にはかかっていません。

○施肥について

油かすと液肥の併用です。
3月から1ヶ月に1回、油かす中粒を2粒を鉢土に埋めてます。
水やりの際、2回に1度液肥を適量混ぜました。
つぼみが出てきたのを確認(4月中旬頃)したら、液肥は止めて、水だけにしました。
油かすは、梅雨明けまで続け、夏場はお休み。9月中旬以降になったら、秋の花を目標に施肥を再開しました。

○トゲについて

トゲは圧倒的に少ない
トゲは圧倒的に少ない

これも人気の理由ですかね。
トゲがほとんど見当たりません。
無いはず無いと思いますが、圧倒的にトゲは少ないです。

○つぼみは緑色

つぼみは緑色
つぼみは緑色

枝豆色です。可愛いですね。

🔶メリット・デメリット

香りはすっきりフルーツ系の良い香り
香りはすっきりフルーツ系の良い香り

◯メリット

・ 花は白色で中心部はグレーがかったビンク
・ ドレスのようなフリル状の花弁
・ 強香。すっきりしたフルーツの良い香り
・ 花持ちがとても良い

・ 非常にトゲが少ない

◯デメリット

・ 樹勢が少し弱いので、育ちはゆっくり

・ 耐病性は普通

🔶まとめ

ガブリエル開花中
「ガブリエル」開花中

他のバラと同じように「気軽」に育てるつもりでしたが、鉢の置き場所、土の配合などは若干、過保護に育てた気がします。

栽培難易度は普通ですが、
樹勢が少し弱いです。新たな枝が出づらいと感じました。その点が気難しいと言えるかもしれません。気長に育てて、ゆっくり大きくして行きましょう。

◯栽培ポイント3つ

① 土の配合には「ミリオン」を加え、通気性を考えて鉢はテラコッタ鉢にしました


② 黒星病対策に雨の当たらない縁側に置きました。

③ 乾燥によるハダニの発生を防ぐために定期的に水浴びさせて防除しました。


花が咲くまでの間に、色々トラブルを予想してましたが、
トラブルはほとんど起きませんでした。
うどん粉病を凄く心配してたんですが、
2回の薬剤散布と、数回の重曹スプレーで対処したところ、
新葉に少し出ただけで済んじゃいました。
つぼみも全てしっかり咲いてくれました。

ロザリオン
ロザリオン

つぼみの1つ2つはダメになるかなと覚悟してたんですが、案外強い

ピンクバラのアカデミアと一緒
ピンクバラのアカデミアと一緒

こまめに様子を見てあげて、早めの対処を心がけてました。
そうすれば、初めての方でも十分育てられるバラだと思いました。
ぜひ、挑戦してみて下さいね。

今回はこの辺で。
ありがとうございました!

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