◇「パパメイアン」
3年に一度開催される世界バラ会議で殿堂入りした銘花
「パパメイアン」「ミスターリンカーン」「オクラホマ」は【3大黒バラ】と呼ばれてます。
■品種情報
- 樹形 木立性
- 香り 強いダマスク系
- 開花性 繰り返し咲き
- 樹高 1.5m
- 植え方 鉢植え、地植えに向く
- 作出 1963年 フランス メイアン
投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。
◇選んだきっかけ
【3大黒バラ】のどれか1つを育ててみたかった。
『どう見ても赤だけど?なんで黒バラ?』と興味が湧いたので。
「パパメイアン」を選んだのはバラ園で実物を見て気に入りました。
◇感想
「バラ」という言葉からどんな花を連想しますか?
思い浮かべたイメージ通りそのままの花なんです。
形は、先がとがった感じではなく、やや丸みを帯びている。
全体的には深い赤色です。
「THE・バラ」と言えるほどの花色と花形です!
「黒バラ」という名の通り、中心部が黒く、花の外側に広がっていくにつれて深い赤色になります。
なんで黒バラなのか?
中心部が黒っぽいからみたいです。徐々に深い赤色に変化しています。
黒が基調だからでしょうか、非常に重厚感のある花色です。
また、大輪で花持ち良く、雨にも強いです。
花びらの質感が良いのも好きです。
香りは、超が付くほどの強香でダマスクの香りが素晴らしいです。
うちの庭にある強香バラの中でも、花単体の香りが特に強いと感じる品種は、
「ローズポンパドール」「ソニアリキエル」「フランシスデュプリュイ」「ドフトボルケ」「つるクリムソングローリー」この辺りになり、香りの質はそれぞれ違いますが、
この「パパメイアン」もトップクラスの香りの強さです!
バラの調子や株の大きさ等でも、香りの強さは変わるので順位は付けられませんが、強香である事は間違いないです。
「パパメイアン」は銘花だと納得できました。
3大黒バラの他二つ「オクラホマ」「ミスターリンカーン」もきっと素晴らしいバラでしょうね
◇育て方
花の日焼けに少しだけ注意
咲いた花を直射日光にジリジリと当ててしまうと、日焼けしてしまう場合があるので、
いざ「咲くぞ」という時には、日差しが穏やかな場所に移動してあげたほうが良い状態の花が楽しめます。
病気に少し弱いです
覚悟していたほどじゃなかったですが、うどんこ病にはなりやすいです。
症状が株全体に広がる前に治まりますが、
うどんこ病の表記のある殺菌剤を定期的に散布してあげた方が
美しく育てられます。
あとは、頑張り屋なので、つぼみが頻繁につきますが、
バラは花を咲かせるのにかなり力を使うので、全て咲かせると、
後から夏バテしたりして成長が遅くなるので、
大株に成長するまでは、全て咲かせず、適度につぼみを摘んで休ませましょう。
鉢植えにも向きますが、花枝が長いので、背は少し高くなります。
トゲは多めです。
特に株元の太い枝には大小のトゲがびっしり付きます。
手入れの際は、革手袋を着用しましょう。
日常管理は特に他のバラと変わらず、
日当たり、風通しの良い所に置き、鉢土の表面が乾いたら、
鉢底から流れ出てくるまで水やりします。
花がよく咲き始める少し前ぐらいから、肥料をあげます。
※4月〜6月と9月〜11月緩効性肥料(油かす中粒など)を月に一粒、鉢土に埋めている。
地植えにした場合は基本、水やりや定期的な肥料あげは不要で、毎年冬に「寒肥」を施します。
まぁ、手間がかかる事もありますが、
育てがいのある上質な花を咲かせてくれます
詳細なバラ苗の育て方は、以下の記事も参考にして下さい。
◇「パパメイアン」まとめ
■メリット
- 想像通りの「THE・バラ」と思わせる花を咲かせる
・「赤色(黒バラ)」「大輪」「強香」咲かせすぎは禁物! - 花は雨にも強い
- 地植えも鉢植えにも向いている
■デメリット
- うどんこ病が出やすい
- 少し背が高め(花枝が長い)
・切り花に向いているが、切ると香りが落ちやすい
その他の【3大黒バラ】も参考にしてみてください。
では今回はこの辺で。ありがとうございました!
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