◇花持ちが良く病気に強い優良品種「フロレンティーナ」
混じり気なし鮮やかな純粋「赤」のつるバラ。
特徴は「病気に強く」「花もちが良く」「秋には返り咲く」「花は株元から枝先まで良く咲く」
つるバラに欲しい特徴全て持ってます!
優良品種です。
■品種情報
- 樹形 つる性
- 香り ほとんど香らない
- 開花性 返り咲き
- 樹高 2〜3m
- 植え方 地植えに向く
- 作出 2011年 ドイツ コルデス
投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。
◇感想
まるで「生ける造花」!耐病害虫性はトップクラス
「造花」の表現は、作り物のようという悪い意味ではないです。
一般的にバラの花には、小さな虫が寄ってきて、ところどころシミや穴を作られてしまったりするわけですが、少なくともうちの庭では「フロレンティーナ」にそれが無いです。
その純粋な赤のツヤツヤした花に虫がつくことで妥協しなくていいんです。
病気にも非常に強く、虫も付きづらい。
2018年に地植えして、今に至ってます。
うちの庭では病気、虫に対して間違いなく最強!
2022年現在、一度も病気らしい病気にかかっていない(凄い)。
葉っぱはいつもピッカピカだよ!
虫には夏の暑い時期になると時折、チュウレンジハバチに枝先の葉を一部かじられたり、ヨトウムシらしきイモ虫に、葉を数か所かじられたことがありましたが。
サイボーグじゃないかと少し心配だったけど、生きてました。
生命の鼓動に感動!
あまりにも寄せ付けないので、少しかじられるくらいでちょうど良いと思ってしまったくらいです。
花もちもすこぶる良く、一週間ぐらいは平気で、花形・花色をそのまま保っています。
散る時は、徐々に茶色っぽく変色箇所がポツポツ出来てきて、、、シワっとなってきます。
自然にハラリとは落ちないので、
ずっとほっとくと、ちょっと汚く見える可能性は有ります。
変色部分が出てきたら、切り花にしてお部屋に飾りましょう。
ヒラヒラと落ちてこないので、掃除は楽よ!
トゲの具合
数は少なめですが、しっかりしたトゲが付きます。
管理する時は革手袋を着用しましょう。
◇育て方
地植えがおすすめ
鉢植えなら、出来れば10号以上の大きめの鉢で。
日常管理は他のバラと変わらず、
日当たり、風通しの良い所に置き、鉢土の表面が乾いたら、
鉢底から流れ出てくるまで水やりする。
花がよく咲き始める少し前ぐらいから、肥料をあげる。
※4月〜6月と9月〜11月緩効性肥料(油かす中粒など)を月に一粒、鉢土に埋める。
地植えにした場合は基本、水やりや定期的な肥料あげは不要で、毎年冬に「寒肥」を施します。
花が咲かない?
うちの庭では秋に大苗を買って、いつも通り9号鉢から栽培開始したのですが、
冬に地植えして、翌春は花が4,5輪ぐらいしか咲きませんでした。
秋は枝葉だけグングン伸び始め、花は結局咲かずじまい。
が、翌々年の春には本領発揮、数えるのがめんどくさいほどの満開。
感動しました。
ある程度、根を張る土の量を多めにして、気長に育ててみてください。
根が張って枝葉がグングン伸び始めたら、あとは毎年美しい花が沢山楽しめます。
詳細なバラ苗の育て方は、以下の記事も参考にして下さい。
◇「フロレンティーナ」まとめ
■メリット
- 耐病害虫性は極めて優秀。樹勢も良い
・つるバラ初心者に特におすすめです! - 純粋な赤色の花
・花付き良し、花持ち良し、花形乱れない
・雨に強く、赤く綺麗な状態のまま一週間もつ - 誘引して壁面、フェンス、アーチを覆い尽くすに最適
・シュートが良く出て、低い所から高い所までまんべんなく花を付ける - 夏〜秋に返り咲く
・大株になると、花数は減りますが、返り咲きます - ステムは少し長め、切り花に向く
・枝垂れる事は少ない(壁にピッタリ張り付くようには咲かない) - 花の咲きっぷりが見事
- 地植えや、大きめの鉢で株を大きくして沢山咲かせたい
- 花びらが散らないので掃除が楽
■デメリット
- 本領発揮に時が必要
・株が大きくなって安定するまで気長に育ててみて下さい - 香りは無い
植えている場所は家の壁面で横1m高さ2.5mぐらいのスペースですが、
『今年も良くアピールしてくれました!』
と褒めてやりたいバラです。
では今回はこの辺で。ありがとうございました!
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