◇「スパニッシュビューティー」の特徴・選んだきっかけ
ピンク色の波状弁の花が美しいつるバラです。
バラ図鑑に載っている写真を見て、うちの庭にも植えて同じように咲かせてみたいと思いました。
春に新苗をネットで購入。
■品種情報
- 樹形 つる性
- 香り 中香
- 花形 波状弁咲き
- 花径 中大輪
- 開花性 一季咲き
- 植え方 地植えに向く
- 樹高 2m〜5m
- 作出 1927年 スペイン ペドロ・ドット
投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。
◇育ててみての感想
春に一斉に咲かせる花は最高に美しいです。
1輪でも映えるのに、それが咲き誇る姿は
年に1度でも十分満足出来る豪華さです。
その後、夏は枝葉を伸ばし、秋には春に咲いた花がらがローズヒップになります。
季節の風情を感じさせる一季咲きバラならではの魅力です。
地植え方法については、以下の記事も参考にして下さい。
◇香りは?
我が家は、2階のベランダを支えている柱に誘引しているので、庭に出た時に、ふと香りのシャワーを浴びることが出来ます。
朝方を狙ってみて下さい。優しい香りが降ってきます。フルーツ香です。
◇花形は?
自然が作り出す芸術です。
人じゃ作れません。かなりの美しさです。
特に女性好みの美しさではないでしょうか。
波状弁咲きで、花弁の色はピンク〜ローズピンクのグラデーション。ピンクのフリルのあるドレスのような花です。
我が家でも大人気で春になると皆楽しみにしています。
代わりになる品種は決して多くはないと思います。
このバラ作った人は天才だね
ん、大天才。
◇花持ちは?
花持ちは少し悪いです。次々咲いてくるので、
把握しきれてないですが、3日くらいだと思います。
◇花付きは?
非常に良いです。ただし一季咲きなので、春に1度一斉に咲きます。
比較的早咲きで、見頃は、我が家では4月中旬に咲き始め、下旬に満開。花数は徐々に減っていきますが、5月中旬頃まで楽しめます。
◇トゲは?
まばらで少なめではありますが、ところどころ、しっかりしたトゲが有ります。
上記は、トゲが密集してる所を探して撮影しました。
◇樹勢は?
非常に良く、花が終わると新芽を出し、夏、秋は枝がぐんぐん伸びます。
2021年4月頃に新苗から鉢で育て始めました。
1年後には1本の枝が2m伸び、立派な花を咲かせてました。(上記画像)
地植えにした2023年現在では、ベーサルシュートが2本ほど出て、それが3mほど伸びて、去年からの枝は5mくらいになってました。新苗から2年間で2階のベランダまで枝が伸びる成長力です。
◇耐病性は?
耐病性は普通です。2023年の5月は寒くなったり、暑くなったりと温度差が激しく、他のバラも含めて結構うどんこ病が目立ちました。
今年2023年4月は、スパニッシュビューティーも、新葉や、花首がうどんこ病によって白く粉吹く箇所が目立ちました。
ただ、花が開かなくなるほど重症化したことはありません。
今年の春は、枝が2階のベランダまで伸びていたので、
うどんこ病対策に使用している自作の重曹水スプレーが1番上まで届かず、せいぜい地上から2mくらいの高さまでしか散布できませんでした。
上の方の花は駄目になるかと心配でしたが、びっしり花を咲かせていましたので、安心しました。
脚立使えば届くでしょ?
いや、ちょっと。。。面倒だったので。その時ちょうど忙しくて。
我が家では、薬剤散布は春先のみで、3月の芽出しの時期に殺菌剤を1回、4月中旬頃につぼみが出始めてから殺菌殺虫剤を1回。
あとは、うどんこ病が出たら適時、重曹水スプレーで葉や花首に付いた白い粉吹きをお掃除する感じです。
夏、秋は花を咲かせないので未実施です。
◇まとめ
栽培難易度は、普通です。
一季咲きで、花は春に1度一斉に咲きます。
枝が5mほどの長さまで伸びるので、誘引するスペースは広く取った方が良いです。
花が咲く春だけ、薬剤で防除したほうが花数、花姿が維持できると思います。
地植えがおすすめで、鉢で育てる場合は、最低10号以上は必要になると思います。
今回は、ピンクのフリルがカワイイつるバラ「スパニッシュビューティー」の紹介でした。
◇こちらのつる性、半つる性バラもおすすめ!
○ナエマ
鉢植えも可能で仕立て方の自由度高い!
強健、強香、中輪の半つる性バラです。ステム(花枝)が長いのが特徴で、壁面誘引などに向きます。また、枝が太く自立するので、木立ち性のようにブッシュ仕立てすることも出来ます。鉢植えなら8号以上で育てるのが良いです。
個人的にはブッシュ仕立てがおすすめ。
以下の記事も参考にして下さい。
○つるクリムソングローリー
アンティーク感のあるたたずまいが魅力!
強香、中大輪、返り咲き、つる性バラです。質の高い香りです。3mは伸びますので、スパニッシュビューティー同様、地植え向きです。フェンスや、壁面が良いと思います。
以下の記事も参考にして下さい。
○キングローズ
他のバラの引き立て役もこなします!
小輪多花、微香、一季咲きで、遅咲きです。我が家では、スパニッシュビューティーの花が終わった頃に、バトンタッチって感じで咲き始めます。小輪の房咲きで枝一本で立派な切り花になります。それだけでも魅力ですが、フェンス誘引した満開のキングローズの前に他のバラを配置してみて下さい、10倍映えます。
以下の記事も参考にして下さい。
○コンテドシャンボール
鉢植えにも向くつるバラ、満開になると株全体で香ります!
中香ですが、香りの品質は高いです。
花は中輪で小さめですが、1輪1輪美しく、規則正しく花弁が詰まってます。花付きも良い。
つる性ですが、枝は細めで長さは2mほど。
コンパクトに納められるので、鉢植えに向きます。「オールドローズ」に分類される昔からある品種です。
今回はこの辺で。
ありがとうございました!
コメント