◇「つるジュリア」の特徴・選んだきっかけ
人気のバラですが、花が咲きづらい、病気に弱いなど、栽培難易度高めの評価が目立つバラです。
我が家に迎えるのはどうしようか迷いましたが、それ以上に花の美しさを絶賛する方々が多いので、思い切って育ててみました。
「ジュリア」は木立ち性ですが、枝変わりのつる性「つるジュリア」もあります。
私は、樹勢が良いつる性のほうが、枝葉が増え、花も咲かせやすいかな?と考え、「つるジュリア」の長尺苗を選択しました。
投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。
◇育ててみての感想
波打つようなゆるやかな波状弁の花形に、クドくない上品なベージュ色というのが、魅力てす。
ローズピンクや、イエローなどの華やかなバラも当然良いんですが、上品で落ち着いた雰囲気を持った茶系バラは決して多くないので、おすすめです。
「ゆるい」感じが魅力です
○香り
香りは残念ながらほとんど無いです。
◇育て方
○迎えたのは昨年
2022年冬に長尺苗を購入し、フェンス際に地植えし、翌5月には花を咲かせてくれました。
雨が降っちゃったので、急いで摘み取ったんだよね
○枝がぐんぐん伸びる
1輪咲かせてとりあえず?は満足したので、夏以降は、株の育成に努めました。
伸びた枝はとにかく上へ上へと誘引し、フェンスの高さが足りなくなったら、支柱を立ててさらに高く誘引。
どんどん伸びてくれました。
支柱も高さが足りなくなったので、諦めて途中から横に誘引、それでも3m以上は伸びたと思います。長尺苗を地植えし1年目でこんなに伸びると思ってませんでした。
○病気について
庭に地植えなので、雨ざらしの環境。
うどん粉病にも、黒星病にもそれなりにかかりましたが、それ以上に樹勢が良く、ぐんぐん枝が伸びるので、思っていたほど弱いとは感じません。
2023年春の我が家は、例年よりも昼と夜の温度差が激しく、うどん粉病が絶好調。
普段かからない品種もかなり被害をうけました。
つぼみをうどん粉病から守るため、重曹スプレーをつぼみの花首、周囲の新芽、新葉に散布し軽く拭き取るを3日に一度。数回繰り返しての防除を行いました。
うどん粉病に負けることなく無事開花してくれましたので、良かったですが、今年のうどん粉病はジュリアに限らず、その他の品種でもあちこちで発生しました。
今年の4月はひたすら白い粉をフキフキしてた気がします。
うどん粉病対策、「重曹水スプレー」の使い方については、以下の記事も参考にして下さい。
2022年の薬剤散布については、春と秋に行いました。
3月に芽が出てきた頃にオーソサイドを1回散布。
4月に枝葉が出てきて、つぼみができた頃に病気予防のダコニールとゾウムシ防除のためベニカRを1回散布。
梅雨前に黒星病対策にジマンダイセンを1回散布。
夏は散布せず。
秋は花を咲かせませんでしたが、来年を見据え、
10月に黒星病対策に治療薬のサプロールを散布。さらに10日後にダコニールを1回散布。
成長に必要な枝葉を残すために行いました。
○トゲについて
トゲは少ない方です。
上の画像は密集しているところを探して撮影しました。枝先にはあまりつかないです。
切り花にも向いてます。
◇フェンス誘引について
昨年伸びた枝をフェンスに水平誘引しました。
ピンクの線が枝です。
枝先がフェンスの上の方に集中してますが、1.5mの低いフェンスなので、曲げるのに苦労しました。
2m支柱も追加して補助しています。
フェンスのてっぺんで曲げるのが精一杯だったので、下の方にはあまり枝を誘引出来ず。
花枝(ステム)が長めなので、もう少し枝の間隔空けたかったんですけどね。
誘引のポイントについては、以下の記事も参考にしてみて下さい。
◇メリット・デメリット
○メリット
- とにかく花形・花色が美しい
- 花色はベージュ色。花色が淡く変化していく様も良い
- つる性は樹勢がとても良い
- 地植えがおすすめ
○デメリット
- うどん粉病、黒星病に少し弱い
- 花持ちが悪い
- 香りはほぼ無香
- 立派な枝は固く曲げづらい
◇まとめ
今回オススメのバラは「つるジュリア」でした。
花持ち悪くて、香りも少ない、病気に弱い。
と、気難しさもあるバラですが、、非常に人気があります。
それだけ魅力ある花です!
興味のある人はぜひ、育ててみて下さい。
今回はこの辺で。
ありがとうございました!
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