🔶今年、庭で咲いた「夏」のバラ
バラといえば、シーズンは主に春と秋ですが、夏も立派な花が咲きます。
我が家で咲いたバラの中で、特に美しかったものを10品種ご紹介します。
去年の冬に購入した苗も咲いてくれました。大苗はもちろん、春の新苗でも花を見ることが可能ですよ。
写真画像だと、色合いなどは、なかなか伝わりにくい部分ありますが、何枚か撮ってみて実物に近い色合いの画像を極力使いました。
投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。
🔸内容について
今回、庭で咲いた花を「香りの強さ」、「花形」、「花持ち」について、🌟(1)〜🌟🌟🌟🌟🌟(5)の5段階で個人的に評価しました。
※「花付き」については、大きく成長した木に偏りそうなので、評価外にしました。
🔶①「ヨハネパウロ2世」
強健、強香、花形完璧と信頼の置ける職人さんのようなバラ
花のサイズ: | 大輪 |
香りの強さ: | 🌟🌟🌟🌟🌟(5) |
花形: | 🌟🌟🌟🌟🌟(5) |
花持ち: | 🌟🌟🌟🌟(4) |
🔸「ヨハネパウロ2世」のコメント
植え付けてからの立ち上がりが早く、樹勢が良い。
私が植える場所を失敗して、冬に植え付けた苗を、春に植え直してます。植え直し後、グングン枝葉を茂らせ、立派な花を付けてくれました。
強香。花持ち良し。花形は完璧。
シミや虫食いもありませんでした。去年の冬に大苗で迎えてこれだけ咲いてくれるので、言うこと無しでした。
栽培レビューです。
🔶②「パパメイアン」
3大黒バラの代表品種です。ダマスクの強香とビロードのような花弁の質、「バラ」と言えば誰もが思い浮かべる花姿です。
花のサイズ: | 中大輪 |
香りの強さ: | 🌟🌟🌟🌟(4) |
花形: | 🌟🌟🌟🌟(4) |
花持ち: | 🌟🌟🌟(3) |
🔸「パパメイアン」のコメント
花のサイズは春より小さいですが、花形は崩れません。黒赤の花色と、ビロードの花弁は夏も健在です。特に春〜夏の間は良く咲きます。常時、日の当たる場所に置いてましたが、花弁の日焼けも出ませんでした。
栽培レビューです。
🔶③「ローズポンパドール」
春・夏・秋と良く咲きます。
強健、強香。ステム(花枝)が短いので、鉢でコンパクトに育てるも良し、小型アーチに誘引し、盛大に咲かせるも良しの優等生。花色は濃いめのピンクから艶やかなラベンダーピンクへ変化する。
花のサイズ: | 中大輪 |
香りの強さ: | 🌟🌟🌟🌟(4) |
花形: | 🌟🌟🌟🌟(4) |
花持ち: | 🌟🌟🌟🌟(4) |
🔸「ローズポンパドール」のコメント
真夏の花付きの良さもさすが!
香りも春ほどではないですが、しっかり香ります。花持ちも良く、花形は春のディープカップとは違い、浅めのシャローカップ咲きでした。季節ごとにいろんな顔を見せてくれて、飽きが来ないバラ。
虫付きは無いですが、今回雨が続いたせいか、雨ざらしの強香品種には良くある小さなシミがポツポツ出ました。
栽培レビューです。
🔶④「クレアオースチン」
純白のバラも良いですが、このぎっしりつまったレモンイエローの花弁が開いていくうちに徐々に白く湧き上がって来る感じがたまらないです。魅力的。
花のサイズ: | 大輪 |
香りの強さ: | 🌟🌟🌟(3) |
花形: | 🌟🌟🌟🌟🌟(5) |
花持ち: | 🌟🌟🌟(3) |
🔸「クレアオースチン」のコメント
花はまさかの12cmの大輪!
形も完璧。ほのかなミルラの香り。花持ちも悪くないです。真夏で4日は持ちました。虫にも目立った被害は無し。
クレアが咲いてた日は、朝の縁側でのコーヒーブレイクが至福のひとときでした。遅刻寸前までブレイクしてました。美しいです。本当に。
以下の記事も参考にしてください。
🔶⑤「フレグラントヒル」
花形、花色も美しく、
何より香り高く、質が良い。
濃厚なフルーツ系ですが、くどくないです。香りの評価が高い理由がわかります。
花のサイズ: | 中輪 |
香りの強さ: | 🌟🌟🌟🌟(4) |
花形: | 🌟🌟🌟🌟🌟(5) |
花持ち: | 🌟🌟🌟(3) |
🔸「フレグラントヒル」のコメント
惚れぼれする花形は完璧。
ピンクのグラデーションが美しい。秋もこの香りを楽しめました。今回、シミなども出来ず良い状態です。
以下の記事も参考にして下さい
🔶⑥「ポールボキューズ」
春、夏、秋と、とめどなく花を付けてくれる。伸びた枝の先に房咲きになります。
香りは微かですが、
花持ちが良く丈夫!
安心して見ていられる。
花のサイズ: | 中輪 |
香りの強さ: | 🌟🌟(2) |
花形: | 🌟🌟🌟🌟🌟(5) |
花持ち: | 🌟🌟🌟🌟(4) |
🔸「ポールボキューズ」のコメント
香りはいつも通り微かなティー香ですが、毎年豪華に花を付けてくれます!
サーモンピンクの花色は変わらず良い。花持ちも良い。優秀!
虫付きについてですが、中にハムシが付いてました。
花の中はハムシマンションと化し、各花に1、2匹ずつ住んでます。ハムシが中で何してるのかは不明。花粉を食べてるんですかね。すぐ花に影響が出るわけではないんですが、劣化が早まる原因の1つでしょう。切り花にする時に目につく奴らだけを指でピンピンとはじいて追い出してから花瓶に挿しています。
■ルリマルノミハムシ
体長は5mm程度です。刺激するとピョンピョン跳ねます。
4、5日立つと、花の劣化が少し目立ちます。春、秋は1週間は持ちます。夏の暑い時期なので、ハムシのせいだとも言い切れないですね。
何しろほぼ全ての花に住み着いてますから、面倒なので、今年はほっときました。昨年はそこまで目立たなかったんですが。
栽培レビューです。
🔶⑦「マルクシャガール」
ピンクと淡いイエローの絞りのバラ。
フランス生まれで、おしゃれな花姿。
コーヒーとフランスパンをかじりながら眺めたい。
花のサイズ: | 中大輪 |
香りの強さ: | 🌟🌟(2) |
花形: | 🌟🌟🌟🌟🌟(5) |
花持ち: | 🌟🌟🌟🌟(4) |
🔸「マルクシャガール」のコメント
真夏の日の当たる場所に鉢で管理してますが、元気!
やっぱり「マルクシャガール」は
暑さに強い!
香りはいつもどおり微か。花持ち変わらず。花形もそれぞれ変化がありますがそれがまた美しいです。花の中にハムシが若干住み着いてましたね。
栽培レビューです。
🔶⑧「ラプソディインブルー」
枝に花が房咲きになり、先に咲いた花から順に紫色からグレー色に変化します。
紫とグレーの対比が魅力!
これが楽しめる品種は少ないです。
花のサイズ: | 中輪 |
香りの強さ: | 🌟🌟🌟(3) |
花形: | 🌟🌟🌟(3) |
花持ち: | 🌟🌟🌟(3) |
🔸「ラプソディインブルー」のコメント
頑張って咲いてくれたので、ピックアップしました。
「暑さに弱い」バラの筆頭品種ですが、真夏でも元気です。
株元と根の温度が上がりすぎないよう地植えにしました。
場所は午後2時くらいまで日が良く当たり、西日はほぼ当たらない南東側で、株元には日が1、2時間ほどしか当たらない壁際にしました。
栽培レビューです。
🔶⑨「ジャルダンドゥフランス」
珍しい蛍光ピンク色の花!
房で豪華に咲きます。それも蛍光ピンク1色ではなく、花弁の根本がほんのり黄色に染まります。
花のサイズ: | 中輪 |
香りの強さ: | 🌟🌟(2) |
花形: | 🌟🌟🌟(3) |
花持ち: | 🌟🌟🌟(3) |
🔸「ジャルダンドフランス」のコメント
遅咲きで他のバラとタイミングをずらして咲いてくれるので、春に本領発揮しますが、夏場も目立ってくれたので、今回ピックアップしました。
咲き始めると目立つので遠くからでも、わかります。
🔶⑩「ブールドネージュ」
丸っこい花形です。「雪の玉」とも呼ばれているそれを夏に咲かせてしまいました。
花のサイズ: | 中輪 |
香りの強さ: | 🌟🌟(2) |
花形: | 🌟🌟🌟(3) |
花持ち: | 🌟🌟🌟(3) |
🔸「ブールドネージュ」のコメント
今回、努力賞で選びました。
花は小さめ、花形も完成しきれてない感じ。無理させた感はあります。
返り咲き品種で、春〜夏までがシーズンと考えてます。ここで拝めないと、秋につぼみを付けてくれる可能性は低いです。何しろ新苗ですし。
付いたつぼみを摘んでしまおうか2、3日悩んだのですが、、、。
どうしても春まで待てませんでした
順調に成長してくれているので、来年さらに立派な花を見せてくれるのが待ち遠しいです。
今回は、我が家の夏の花10選のご紹介でした。
夏のバラは、エキナセア、バーベナ、ガザニア、アリウム、サルビア等と組み合わせて花瓶に入れて飾ったりしています。
夏咲く植物は様々ありますが、そこへバラの花を合わせるとさらに庭が華やかになりますよ。
ぜひ、試してみてください。
強香品種を探してるなら、以下も参考にしてください。
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