◇「ギィドゥモーパッサン」
コンパクトに育ち、仕立てやすい。
ピンクのシャローカップ咲き。(ロゼット咲きにも)
フランスの作家さんのお名前が由来だそうです。
■品種情報
- 樹形 木立性
- 香り 中香┃ティー系
- 花形 カッブ咲き
- 開花性 四季咲き
- 植え方 鉢植えに向く
- 樹高 1.0m
- 作出 1995年 フランス メイアン
投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。
◇選んだきっかけ
名前買いです。
「ギィドゥモーパッサン」ですよ。
アンティークが庭にある気分。
品種名が「ミスターグリーンアップル」だったら、庭に迎えてないかも知れません。
品種名って重要
それが理由の半分で、 もう半分は「青りんご」のような香りの花で有名なバラですから、とても興味がありました。
コンパクトに育ち、鉢植えで好きなときに 配置を自由に変えて楽しめるかなと考え、 選びました。
◇育ててみての感想
鉢植えでバラを育てるなら、必ずチェックしてほしい品種の1つです。花はピンクでカップ咲きから、ロゼット咲きに開いていく様は美しいです
◇花つきは?
中輪でとても良いです。
鉢植えでコンパクトに仕立てることが出来て、低い位置でも花を付けます。
春、秋に、沢山つぼみを付けます。夏はほどほど。
葉は照葉で、色は薄すぎず濃すぎない緑です。
◇樹勢は?
樹勢は普通です。
成長はややのんびり感じます。
枝の伸びは緩やかで、1本の枝だけが徒長して伸びる事もありません。
コンパクトにまとまります。
◇花持ちは?
花持ちは良いです。
ステム(花枝)が短いので、切り花にするよりは、切らずに花を咲き揃わせて楽しむのがおすすめです。
ブーケのように目立つ場所(玄関の前など)に鉢を飾りましょう。
◇香りは?
中香です。
「青りんご」の香りで有名です。
咲いた花を実際に嗅いでみましたが、ティー系に青臭さが混じる香り。正直、もっと甘酸っぱさを期待してました。
青みを含んでるところが「青りんご」っぽいです
特徴的で面白い香りであることは確かです。
生育環境や、株のサイズ、育て方によって、香りの感じ方が変わってくるかもしれません。
◇トゲは?
多くもなく少なくもなく普通です。
◇育て方
コンパクト!鉢植え向き
10号鉢で育てています。
コンパクトにまとまりやすいので、
鉢植えに向いてます。
育ちがゆっくりなので、物足りなく感じる時期があるかもしれません。
春の2番花が終わってから、10月頃まで、枝葉の成長に変化がなく、具合でも悪いのかな?と少し心配していたら、10月中旬ごろから、ゆっくりと枝葉を伸ばし始め、11月中旬ごろに開花しています。
マイペースです。
◇病気について
うどんこ病には強い
うどんこ病には強いです。
一度、春に白く粉吹いた箇所を見つけましたが、重曹水スプレーで、拭き取りました。それ以上、拡がる様子もありませんでした。
黒星病は普通
黒星病は普通に出ます。
薬剤散布は、5月中旬、11月中旬ごろに咲きだすので、予防のために、春の芽出しの時期と秋雨前の2度、殺菌剤を散布してます。
散布ペースが少ないので、それでも多少はは出ましたが、また11月になると、各枝から芽を出し、秋もちゃんと花が咲きました。
維持したい株姿の程度によって、散布のペースは加減して下さい。
また、縁側やベランダなど雨に当たらない場所に避難させておくと、黒星病にかかりづらいです。
◇「ギィドゥモーパッサン」まとめ
あまり大きくしたくない方に向いてます。
比較的丈夫なので、初めてバラを育てる人にも向いてます。
■メリット
- 「青りんご」の香りで人気
- 鉢植えでコンパクトに育てられる
- 徒長せず、腰の高さで咲く
- 初心者向き(強健)
■デメリット
- 育ちがゆっくり
- 黒星病に少し注意
庭のバラと比較すると、花色がピンクのカップ咲きという点で、デルバールの「ナエマ」と似ています。
手に余るくらいグングン伸びまくる目立ちたがり屋の「ナエマ」と、
伸びているのか心配になることもあるおしとやかな「ギィドゥモーパッサン」。
育ち方は非常に対象的ですね。
性格の違う兄弟のように感じてます。
「ナエマ」については、以下も参考にして下さい。
株の大きさは、もちろん違うのですが、どちらも大苗から鉢植えで育て始めた頃から成長のしかたが全然違いましたね。
モーパッサンを地植えにしたら、どう変わるのか興味が湧くのですが、このまま鉢で育てて来年はどんな顔を見せてくれるのか?という期待もあり、もうしばらく鉢植えで様子を見たいと思います。
今回は、「ギィドゥモーパッサン」の紹介でした。
今回はこの辺で。
ありがとうございました!
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