寂しい冬の庭を彩る丨クリスマスローズを育てる丨バラの冬剪定頃に満開!

クリスマスローズ

10月下旬になると、お店にクリスマスローズの苗が、出回ります。
クリスマスローズの花は、色も様々、形も様々、模様も様々で選ぶのが楽しいです。

2022年秋に購入したのは、9cmポット(約3号)苗「ブラックパール」「ホワイトオーケストラ」です。

ブラックパールとホワイトオーケストラポット苗
9cmポット苗

これから育てて、4、5ヶ月の翌春までに花を咲かせてみたいと思います。
今回はそのために、準備するものや、鉢の植え替え、日常管理のポイント等をご紹介します。

ロザリオン近影

投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。

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9cmポット(約3号)苗は翌春には花が咲く?

このサイズの苗ですと、花が咲くかどうかは、まちまちです。

今まで育ててみて、だいたいは咲きましたが、中には翌々の春まで咲かなかった品種もあります。
他にも、栽培環境や、肥料のやり方でも
差が出てきます。

意外にも、2020年の秋に購入した「エレガンスフレアピンク」(大輪、八重咲き)は同じく9cmポット苗から育て始めましたが、、、

エレガンスフレアピンクの花
「エレガンスフレアピンク」2月開花

ロザリオン
ロザリオン

バッチリ咲きました!

意外にも、4ヶ月後の2月に小さいながらもキレイな花を咲かせてくれました。

大輪かつ、八重咲き品種となると、開花に多くの養分が必要になるわけで、翌春の開花は諦めてましたから、嬉しいサプライズでした。

日当たり良好の特等席の縁側に置いて、
月1に固形肥料と、水やりのたびに液肥をやって、毎日様子を見てました。
八王子は1月を過ぎると、鉢の土も凍り始めるので、水やりは、晴れた日の午前中にやるようにしてました。

バラを育てている方は、ちょうど冬の誘引と寒肥が済んで、花も庭作業もひと休みという時期ではないでしょうか。


クリスマスローズは2月、3月が花真っ盛りです。

ぜひ育ててみて欲しいです。

名前の通り、12月に咲くクリスマスローズもあります!

以下の記事も参考にして下さい。

ポット苗を購入したら、まずは植え替えをしましょう

10月、休みの日は大抵、庭のクリスマスローズの植え替えをやってるので、投稿してる記事内容が似通ってますが、大きい株の植え替えはこちらも参考にして下さい。

秋10月下旬に9cmポット苗を購入

ポット苗、スコップと大きさ比較
9cmポット苗スコップと大きさ比較

赤ちゃん苗ですが、葉茎はしっかりしたものが出ています。ポットのまま育てるとすぐ根が詰まり、水やりの管理も大変なので、まずは、5、6号の少し大きな鉢に植え替えます。

ポット苗と鉢
ポット苗(左)と6号鉢

これより大きな鉢だと、それはそれで今度は根腐れなどが心配なので、苗に合った適度なサイズの鉢が良いです。

準備するもの

■準備するもの

  1. 5、6号鉢(プラの深鉢がおすすめ)
  2. クリスマスローズ用の土。もしくは、赤玉土6、軽石(川砂)1、腐葉土3を混ぜたもの※容量は6号鉢で約2L
  3. スコップ、ジョーロ、クマデなど
  4. 肥料(固形肥料と液体肥料)※油かす中粒と、ハイポネックス原液を使ってます。

鉢のおすすめは、プラの深鉢です。クリスマスローズは、根が下によく伸びるので、深い方が良く、1年ほど立つと鉢が小さくなります。プラ鉢の方がその時に鉢替えが楽です。

今回はスリット入りの鉢を使います。
「根はり鉢」

スリット鉢全景
「根はり鉢」6号


排水性が良く、スリットから空気が入るので、根張りが良くなるそうです。

鉢の内側
鉢の内側


鉢底石は不要なので、根が張る土の量も増やせます。
優れものです。

空気を通しやすい分、土が乾きやすいという側面もあるので、鉢土の様子はまめに見ます。

この鉢は、スリット幅が狭いので、案外水持ち良いかもしれません。

苗の植え替え

では、苗を新しい鉢に植え替えてみます。

■植え替え手順

  1. 土を混ぜておく
  2. ポットから苗を取り出す
  3. 軽く根をほぐす
  4. 苗を鉢に植え付ける
  5. たっぷり水やり

1.土を混ぜておく

まず、たらいなどで土を混ぜておきます。

クリスマスローズ専用土の場合は、そのまま使えば良いので、この手順は不要です。

土の配合
土を配合する

今回は、さつまいも栽培用にプランター用の培養土が余っていたので、赤玉土3、プランターの土3、軽石1、腐葉土3を混ぜたものを使います。

2.ポットから苗を取り出す

ポットから苗を取り出す
ポットから苗を取り出す

3.軽く根をほぐす

植え替え後の根張りが良くなるので、熊手を使って軽く根をほぐします。マイナスドライバーとか、少し先の尖ったものなら何でも良いです。※割り箸とかでも良いです。

根をほぐす
熊手で根を軽くほぐす

ほぐした根
をほぐしました

4.苗を鉢に植え付ける

鉢に土を1/3くらい入れ、その後に苗を鉢に入れてみて、苗の高さを確認します。

低いようなら、一旦取り出して、土を追加しながら高さを決めます。

高さ調整
高さを確認

鉢の縁から2、3cmぐらいの高さに調整しました。

残りの土を入れる
残りの土を入れる

高さが決まったら、残りの土を入れます。鉢を持ち上げて地面にトントンとしながら、土を馴染ませ鉢内に空間が出来ないようにしましょう。

5.たっぷり水やり

たっぷり水やり
たっぷり水やり

このとき水は鉢底から出てくる水が、透明になるまで行います。(新しい土についてる老廃物が流れるまで)

これで、植え替え完了です。

植え替え完了
植え替え完了

後で、何の品種か分からなくなるので、ラベルは付けて置きましょう。

あとは、日常管理(水やり、施肥など)を行うだけですね。

日常管理のポイント3つ(10月〜5月)

10月〜5月までは、以下、3つのポイントに気をつけて管理したいと思います。

やることはシンプルです。

■日常管理のポイント3つ(10月〜5月)

  1. 日当たりが良場所に置く
  2. 表面土が乾いたら水やり
  3. 施肥(月一回の有機固形肥料と、水やり時の液体肥料)

※6月〜9月までの気温が高い時期は、管理方法が違うので、注意して下さい。(半日陰に移動して、施肥は行ってません)

1.日当たりが良い場所に置く

鉢は、日当たりが良い場所に置きます。また、鉢底の風通しを良くするために、下にすのこを敷いたり、レンガやブロック等の上に置いたりして、鉢底と地面の間にすき間を作るようにしてます。

すのこの上に鉢を置く
すのこの上に置いたところ

2.表面の土が乾いたら水やり

土の表面が乾いてから、晴れた日の午前中に行う。
地域にもよりますが、真冬の時期は、
夜、水やりすると、朝になって鉢土が
カチコチに凍ってることがあります。
それで、枯れたことは今のところ無いですが、止めといた方が無難です。

3.施肥

施肥は、植え替え後2週間ほどして、苗が落ち着いたら始めます。少なめの量をこまめに与えてます。

・固形肥料

月に一度、油かす中粒2個。(規定量の半分)
※前回施した古い粒は、可能であれば取り除く。

油かすを土に押し込む
土の中に押し込む

使い古しの歯ブラシの柄などを使って、先に穴を空けるとやりやすいです。


・液体肥料

ハイポネックス
液体肥料「ハイポネックス原液」

規定量を水やりのたびに与える。
水やりの頻度が増える時は、液肥を混ぜるのを2回に1度に減らしたり、調節してます。

私が使っている「ハイポネックス原液」の裏面の表記には、「鉢花には1000倍」に薄めるとあるので、
4L(4号)のジョーロに、目分量でキャップ1/5杯(4ml)混ぜて使ってます。
(キャップ1杯が20ml)

4Lの水にキャップ1/5杯
キャップ1/5杯を4Lジョーロの水に混ぜる

上記の3点をコツコツと繰り返すだけですが。毎日観察していると苗が成長していくのが、見て取れて案外楽しいです。

先日、6号鉢から9号鉢に植え替えをした昨年購入した苗と、今回、植え替えた苗の大きさを比較してみました。

苗の大きさ比較
先日、6号鉢から9号鉢に植え替えた苗(上)。今回植え替えた苗(下の2鉢)。

1年後には、これだけ大きくなります。今回も楽しみです。

◇3ヶ月後

「ブラックパール」ですが、見事に花を咲かせてくれました。

ブラックパールの花
ブラックパール1月27日開花

一斉には咲きませんでしたが、その後もポツポツ咲き、春までに計5、6輪咲きました。

3月4日

「ホワイトオーケストラ」は、花を付けてくれませんでした。残念。

「ホワイトオーケストラ」4月

葉は沢山つけて着実に育ってるので、来年に期待です!

現在の写真同様に今年迎えた9cmポット苗で、「プチドール彩(あや)」と「アンジェリエ」は開花しました。

「プチドール彩」2月18日開花

「アンジェリエ」3月4日開花 花茎高さ計測中

小さな1年生株は、シングルの花形で、小輪多花の品種が花を付けやすいようです。

中には「アンジェリエ」のように、中輪八重咲きの品種でも、花が咲くことがあります。ラッキーでした。

その他にも、我が家で育てているオススメのクリスマスローズがあるので、参考にして下さい。


今回はこの辺で。ありがとうございました!

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