「スパニッシュビューティ」がカミキリムシにやられました。成虫の方です。
投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にやら100本以上のバラが育ってます。
◇朝の水やり時に異変に気づく
朝の日課の水やりをしたときに気づきました。
ちょっと!枝先がシュンとしてるわよ!
えぇっ!
えっ、どうして?水切れでも無さそうだし、バラクキバチならもう少し枝先の方で垂れ下がるんですが。
この新枝は一季咲きつるバラ「スパニッシュビューティ」の主枝です。1番太い枝で今年伸びてきた唯一のベーサルシュートなんです!
枝先から株元にかけてチェックしてみると、原因を発見!
ガーン!!相当かじられた。十中八九、「カミキリムシ」です。
これはひどい。恐らくこのかじり傷が原因で枝先まで水が上がってきてないんでしょうね。
まさか株元に卵まで産み付けられてないよな、、、カミキリムシの幼虫は「テッポウムシ」とも呼ばれます。
※幹に鉄砲で撃たれたような大穴が空くからだそうです。(やめて!)
◇庭のカミキリムシを一斉捜索
2022年のカミキリムシ捕獲数は4匹です。(7月現在)容疑者画像は3匹。
恐らくは、発見した日の捜索時に捕獲した被害現場のそばに植えてある橙(だいだい)の木にいた「命名:みかん」が犯人です。※捕殺しましたが。
奴らはどこからともなくやってきます。かじった木に居着いているとは限らないので、見つけたら迷わず捕獲しましょう。
植物に害虫はつきもの。人間にとっての害虫も自然のサイクルの一員のはずだと思うようにはしてますが。
多少葉をかじられたり
花を汚くされたり
つぼみを数個駄目にされたりしても、
別に枯れるわけじゃないし
大目に見るか
と、広い心で受け止めているのですが。カミキリムシの食害は植物全体を枯れ死させてしまうほど甚大なので、無視できないです。
30cmはかじられています。やりすぎです。ひどい。
この枝を2階のベランダまで伸ばして、スパニッシュビューティの来年の春の開花を家族全員が『非常に』に楽しみにしているので、ちょっと諦められないです。なんとか枝の復活を試みます。
◇主枝復活の試み。対処方法2つ
以下の2つで対処して、様子を見ることにしました。
■今回の対処方法
- 「トップジンMペースト」を患部に塗る
- 「オルトランDX」を株元に撒く。卵を産み付けられていた場合に備えて、幼虫(テッポウムシ)による食害予防のため
【対処1】「トップジンMペースト」を患部に塗る
「トップジンMペースト」は殺菌保護被膜するために使います。
太い枝を剪定したり、枝の亀裂など切り口に塗って、雑菌や雨水が切り口から侵入するのを防ぎます。また、新しいカルス(癒合組織)の形成を促進するという代物です。
今回、かじられ傷に塗りました。
ペーストはチューブの口を使って塗る事も可能ですが、液だれしやすいので、ハケやゴム手袋をして指で塗り拡げたほうがまんべんなく塗りやすいです。使ったあとは乾く前であれば、水で洗い流せます。
◇数日後、枝の状態を確認
翌日、チェックしてみると。
やりました!枝先復活してます!
良かった。
枝先がピンと戻ってる!
良かったー。
私、この花楽しみにしてるんだから。
まだ油断はできませんが、トップジンMペーストを重ね塗りして保護しときます。
「トップジンMペースト」万歳!
用意しといて良かった。
【対処2】「オルトランDX」を株元に撒く
カミキリムシは、5月〜11月にかけて木の株元に卵を産み付けます。卵から孵った幼虫は木の内部をガリガリ食べて1年、2年かけて成長します。被害にあった木は最悪枯れてしまいます。
「オルトランDX」の適用外の害虫ですが、孵化したばかりの小さい幼虫には効果が期待できるので、念の為、株元周辺に撒いておきました。
まだ油断は出来ませんが、この状態で様子を見ることにします。
テッポウムシは幹の内側を食べ進むので中が空洞になり、穴からおがくずのようなものが出るので、要観察ですね。
◇最後に
来年はさらにピンクのフリルの花が軒下一面に咲くのを見たい!
頼む!頑張って!
では今回はこの辺で。ありがとうございました!
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