香りの良いバラとして人気の高い「ナエマ」。
甘く上品な香りと美しい花姿で、バラ好きの方なら一度は育ててみたい品種ではないでしょうか。
私の庭でも長年ナエマを育ててきました。
・つるバラとしてフェンスに誘引
・ブッシュ仕立てに変更
・冬剪定と夏剪定
・カミキリムシ被害の対処
など、さまざまな体験をしてきました。
この記事では、実際に育てて分かったナエマの特徴、剪定の考え方、誘引のコツ、咲かない原因、トラブル対策などを実体験ベースでまとめて紹介します。
それぞれの詳しい作業については、個別記事にもリンクしていますので参考にしてみてください。

投稿者:ロザリオン
栽培歴は、15、6年。いまだに試行錯誤の繰り返しで楽しみが尽きないです。
「バラのこと、少しずつみんなで一緒に知っていけたらと思います。」
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にか、100本以上のバラが育ってます。
Instagramでは育成の様子や開花リールも配信中♪👉 @rosalion_garden
◆ナエマとはどんなバラ?

ナエマはフランスのデルバール社が作出したつるバラで、強いフルーツ系の香りが魅力の品種です。
特徴は次の通りです。
・中大輪のカップ咲き
・強いフルーツ系の香り
・樹勢が良く強健
・木立性のようにブッシュ仕立てでも育てられる
香りの良さから、香りのバラランキングでもよく紹介される人気品種です。

香りの強さだけじゃないのよ、質も一流なの

ナエマの香水、フルーツのような、甘く上品な天然の香りがきっかけでバラ栽培にハマってしまいました

ナエマといえば香り。香りといえばナエマでしょ
◆ナエマの育て方の基本
ナエマを育てるうえで意識しているポイントは次の3つです。
・日当たりの良い場所で育てる
・枝を横に曲げず直立させて育てる
・夏、冬には剪定して太い枝を増やしていく
樹勢が良く枝が伸びるので、日当たりの良い場所に配置しましょう。
グングン育ちます。
ナエマは、枝を曲げて誘引しつるバラとしても育てられるし、木立性のように枝を真っすぐ伸ばしても育てられる半つるバラに分類されます。
私のおすすめは圧倒的に「ブッシュ仕立て」(枝を曲げずに真っすぐ伸ばして育てる)です!
理由は、3つ。
・枝が太く真っすぐ伸びる
・太い枝に花を付けやすい
・枝先で房咲きになりやすい
・つるバラは枝を横に曲げたほうが花付きが良いのでは?
一般的につるバラは枝を横に曲げた方が、花芽が沢山出ます。
我が家の「スパニッシュビューティー」、「つるクリムソングローリー」などもそうですし、特に「つるジュリア」は、直立に伸びた枝にはあまり花を付けません。てっぺんに一輪だけ花を咲かせたりします。
ただし、「ナエマ」は、太い枝先で房咲きになる事が多い。
大きくなって、太い枝が4,5本に増えたナエマは空中花園のような景色が楽しめます!
また、直立させて育てるため栽培スペースも拡げなくて済みます。

・高い所で花が咲くということ?
枝が良く伸びるので高い所で咲きます。成木になると2mくらいの高さになりますので、
鑑賞しづらかったり、植えている所が道路やご近所の隣だった場合、とにかく枝が良く伸びるので、外にはみ出したりするので、その辺りは冬と夏に剪定するなどの管理が必要です。
なので、ベランダであれば心配ないと思いますが、庭に地植えする場合は、伸びることを考慮して植え付け場所を検討して下さい。

スタイルも抜群って事なのよ

花枝1mって見栄張りすぎなのよね。

じゃあ、曲げたほうがいいんじゃと思うかもしれませんが、
房咲きした枝が重みでカーブを描いて咲いている姿がとてつもなく美しい。
房咲きした花群に顔を近づけると素晴らしい香りが。
なので、一度はやってみて欲しいです。
特に秋ナエマは、花持ちが良く花色も鮮やかになるのでとてもおすすめです。
もちろん、栽培に慣れてきて誘引のコツがつかめれば、壁面誘引、フェンス誘引など存分に楽しめます。
◆ナエマの冬剪定
ナエマは冬にしっかり剪定することで、春の花付きが良くなります。
私の庭では、
・古い枝の整理
・弱い枝の間引き
・枝が太くなっている位置で剪定する
といった剪定を行っています。
詳しい作業手順は、こちらの記事で紹介しています。
→ ナエマ冬剪定の記事リンク
◆ナエマの夏剪定
四季咲き性のあるナエマは、夏剪定によって秋バラを楽しむこともできます。
夏剪定では
・枝の長さを調整する
・花後の枝を整理する
といった作業を行います。
詳しい手順はこちらの記事で紹介しています。
→ ナエマ夏剪定の記事リンク

◆ナエマ誘引のコツ

ナエマを誘引する場合は、壁面や高いフェンスに放射状に誘引するのがおすすめです。
ブッシュ仕立ては、太い枝中心ですが、誘引する場合は細い枝もバランスよく残すと咲いてくれたりします。
・放射状に枝を広げると真横に枝を曲げずに済みます。
また、枝の途中から花芽が出やすくなるので、花数が増えます。
・細い枝も適度に残す
・放射状に配置するって?
ブッシュ仕立てが直立なのに対して、無理して真横に倒さず、
各枝を扇状に拡げると、誘引も楽で、花も増えます。壁面や高いフェンスに誘引するときにはとても有効な手段です。

◆ナエマが咲かない原因
ナエマを育てていると、思ったほど花が咲かないこともあります。
主な原因として考えられるのは次のようなものです。
① 枝が細い
② 株がまだ若い
③ 日当たり不足
④ 害虫被害
枝の太さは鉛筆くらいの太さが理想です。
ナエマは、大きく育ってからが本領発揮です。
◆ナエマで起きたトラブル(実体験)
我が家のナエマは、過去にカミキリムシ被害で枯れてしまったことがあります。
気が付いた時には、株元には大きな穴があき、幹の内部まで食害が進んでいました。
最終的には株を失ってしまいましたが、現在は株を復活させて育てています。
詳しい経緯はこちらの記事で紹介しています。
→ ナエマ カミキリムシ記事
◆ナエマは香りを楽しむバラ

ナエマの一番の魅力は、やはり香りです。
庭で咲くと、周囲に甘いフルーツ系の香りが広がり、バラの中でも特に印象に残る香りだと感じています。
香りの良いバラを探している方には、ぜひおすすめしたい品種です。
す。
◆まとめ

ナエマは・強い香り・美しい花形・つるバラとして楽しめる魅力の多いバラです。
ただし・剪定・害虫対策などを行うことで、より美しく育てることができます。
強香バラは、香りが少ないバラに比べて花持ちは短いので、切り花としての流通は決して多くはなく、家で栽培している人だけが楽しめる特権でもあります。
この記事ではナエマの育て方をまとめましたが、それぞれの作業は個別記事でも詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは、今回はこの辺で。
ありがとうございました!





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