「真紅のバラといえばこの品種」——そんな風に語られることも多いイングリッドバーグマン。この記事では、実際に育てて感じた魅力や育て方のコツ、注意点まで、詳しくご紹介します。
イングリッドバーグマンってどんなバラ?

イングリッドバーグマンは、1984年にデンマークのPoulsen社によって作出されたハイブリッドティーローズです。名前は有名なスウェーデンの女優にちなんで名付けられました。
品種情報

- 花色:深く濃いカーディナルレッド
- 花形:剣弁高芯咲き、大輪
- 香り:微香
- 樹形:木立性・直立型(高さ60〜100cm)
- 開花性:四季咲き
- 用途:鉢植え・地植えどちらも可、切り花にも◎

投稿者:ロザリオン
縁側で庭の花を眺めるのが好き。いつの間にか、100本以上のバラが育ってます。
Instagramでは育成の様子や開花リールも配信中♪👉 @rosalion_garden
魅力1:まさに“赤バラの女王”の風格

咲き始めは深紅、咲き進むとやや明るい赤に変化します。
花びらの質感は厚みがあり、つややかで上品。花の輪郭が崩れにくく、写真映えも最高です。
1輪の存在感が圧倒的で、特に春の1番花は「これぞ赤バラ」と唸るほどの美しさ。剪定や施肥がしっかりできれば、秋の返り咲きも見事です。
魅力2:上品なクラシック系、花持ち抜群!

香りはやさしく感じる微香。昔ながらのクラシカルなバラ香に、ほんのりスパイスのニュアンスが混ざる印象です。

花持ちの良さは抜群です。切り花にして、部屋に飾るのがいつも楽しみ。
魅力3:夏の暑さにも強い!

驚くべきは、夏でも花が乱れにくく、色あせもしにくい点。真夏の強い日差しの中でも、花形を保ちやすい品種です。
暑さに弱いバラが多い中、夏バテしにくい「イングリッドバーグマン」は、夏花も楽しみたい人にぴったりです。
#Instagramに夏のイングリッドバーグマンのリール動画をアップしました。
育て方のコツと注意点

日照と風通しを確保
日光が大好きなので、日当たりのよい場所で育てましょう。風通しが悪いと病気が出やすくなるので、剪定で混み合った枝を間引くのがポイントです。
施肥と水やり
春と秋の開花前に緩効性肥料+液肥を与えると、しっかりとした花を咲かせます。
夏は乾きやすいので、水切れに注意。

夏でも新芽を出すようなら、施肥してあげて
病害虫対策
比較的病気に強いですが、うどん粉病や黒星病は梅雨時期に注意。定期的に薬剤散布することで、美しい葉と花を維持できます。
栽培に向いている人・おすすめの使い方

- 真紅の美しいバラを楽しみたい方
- 夏でも花を楽しみたい方
- 香りも無視できないが、強香は苦手な方
- 四季を通して剪定・肥料を楽しみたいガーデナー
まとめ:イングリッドバーグマンは名花にして実力派

気品のある姿と扱いやすさを兼ね備えた「イングリッドバーグマン」は、初心者にもおすすめできる赤バラの名品。
夏にも強く、花もちも良好。庭でも鉢でも美しく咲いてくれます。
赤バラ選びに迷ったら、まずはこの品種から始めてみてはいかがでしょうか?

今回はこの辺で。
ありがとうございました!
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